マグネシウムを手軽に摂るには「にがり」

からだ, 分子栄養学

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先日、テレビをつけたら某番組でマグネシウムの重要性を取り上げていました。

番組の実験では、スタッフが3時間無言でひたすら計算問題に取り組み続けたところ、尿中のマグネシウム排泄量が増えていました。つまり、ストレスによってマグネシウムが失われたのですね。

マグネシウムの大切さってあまり言われることがありませんが、実は生体内の300種類以上の酵素反応の補助因子として作用し、ほとんどの酵素の活性化に関与しています。エネルギー代謝、核酸・タンパク質代謝、神経興奮、血圧コントロール、ホルモン分泌など、さまざまな生理機能に必要とされます。

カルシウム不足を気にする人は多いですが、最近はマグネシウム不足の方が深刻だそうです。カルシウムとマグネシウムはバランスが大切なのですが、以前は2:1が理想的と言われていたのが、今では1:1だそうです。ストレスなどで失われやすいためでしょうかね。

乳製品は避けた方がいいですが、その理由のひとつはカルシウムとマグネシウムのバランスが11:1とカルシウムに偏りすぎているからです。女性は骨粗鬆症予防に、カルシウム補給のために意識的に牛乳をたくさん飲むようにしている人もいるかもしれませんが、かえってカル・マグのバランスが悪くなるので逆効果です。

骨の形成にはカルシウムは確かに必要ですが、カルシウムだけではダメで、骨質の改善にはマグネシウムが必須だからです。

マグネシウムは大豆製品や海藻類、アーモンドなどで摂取でき、いろんな食品から摂取できるのですが、実際には失われることが多いので不足しがちです。コーヒーやアルコールの飲みすぎでも不足します。また、胃腸が弱いと吸収率が低下します。そういう場合は、マグネシウムの入浴剤やローションなどを使って皮膚から吸収させる手もあります。

あとは、マグネシウムを手軽に摂るには「にがり」がいいそうです。

海の精 濃厚にがり液 海の調べ 50ml

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この商品の添付文書には3~4滴でいいと書いてあったけれど、私は以前にミネラル毛髪検査を受けたらマグネシウム値がかなり低かったので毎食、汁物に3~4滴入れています。

マグネシウムはめったに過剰摂取になることはないようだし、なったとしても下痢を起こすだけなので(酸化マグネシウムは緩下剤として使われます)、多めに摂っています。

夏は特に、汗でもたくさん失われるし。

「にがり」は手頃なのでおススメですよ。