粘膜を強化するにはビタミンA、だけれど…

からだ, 分子栄養学

連日騒がしいコロナウイルスの話題。これまでにも免疫強化対策についてちょこちょこ書いてきましたが、粘膜を強化するにはビタミンAも必要です。

こんな時期ですから、しっかり摂るにはサプリメントで摂るのがいちばん確実なんですが、サプリメントで摂っても吸収されづらい場合があります。

それはどんな場合かというと、コレステロールが低い場合。コレステロールは低ければ低いほどいいと思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。

コレステロールの80%は胆汁酸だそうで、コレステロールが低いと、作られる胆汁酸も少なくなってしまいます。胆汁酸は脂質の吸収には欠かせません。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、ビタミンAも吸収されにくくなってしまうというわけです。ちなみに、脂溶性ビタミンはほかに、D、E、Kがあります。

コレステロールが低すぎて胆汁酸が少ない場合は、「ウルソ」とか「Ox Bile」とか摂るといいのですが、そのほかには、ミセル化(乳化)された液体のビタミンAを摂るという手もあります。胆汁酸は脂質をミセル化することで吸収されやすくするのですが、それを最初からミセル化してある商品がこちら

私はコレステロールが低めなのですが、冬のあいだ、ドライアイに悩まされることがあります。ひどいと、眼が曇ってきて見えにくいので、何度もまばたきをすることも。そんなときは、このミセル化されたビタミンAを摂ると、数十分で眼がすっきりしてくるんですよね。普通のサプリメントより、断然、効きが速い。

コレステロールが低いことの問題点については、ほかにもあるので、またそのうちに書きますね。