免疫の暴走を防ぐにはビタミンD

からだ, 栄養療法

この時分、外に出るとみんなマスクをしています。コロナ騒動がなくても、花粉症の人はこの時期にはマスクをしているのでしょう。

花粉症などのアレルギーは、免疫系が働きすぎることによって起こります。免疫力は高ければ高いほどいいというものでもないのだそうです。

最近の新型コロナウイルスでも、重症化するのはサイトカインストームという、免疫の暴走が起こるからだという説もあります。これについては、テレビの報道番組でもちらりと言及されるようになりました。

免疫細胞にはいくつか種類がありますが、この免疫過剰を抑えてくれる制御性T細胞というものもあります。ビタミンDは、この制御性T細胞を誘導すると言われています。

ビタミンDと新型コロナ感染の関連についての臨床試験も各国で細々と始まっているようですね。製薬会社主導の試験ではないので、大々的に結果が発表されるようなことはなさそうですが。

ビタミンDは魚や干しシイタケやキクラゲなどに含まれますが、日光に当たることでも体内で作られます。干しシイタケなどは、最近は機械乾燥しているものが多く、実はあまりビタミンDは含まれていないようなので、魚をあまり食べず、日焼け対策をしっかりしている人は要注意。

現代人はビタミンDがとにかく不足しているそうなので、食品やちょっと日に当たったくらいでは間に合わないだろうと思います。サプリメントで摂ってしまうのが手っ取り早いです。2000IU~5000IUくらい摂るのがいいのですが、ビタミンDは肝臓・腎臓で活性化されるので、肝臓や腎臓が悪い人は注意が必要です。ビタミンDは、血中濃度を測れる唯一のビタミンなので、過剰摂取が心配な人は、栄養療法をやっているクリニックで血中ビタミンD濃度を測定してもらうこともできます(保険が効かないので高いですが)。その場合は、活性型の1.25(OH)2ビタミンDではなく、25(OH)ビタミンDを測定してもらいましょう。(郵送でできる検査キットがアンブロシアで入手できます。)

また、コレステロールが低い人は、胆汁酸が少なく、脂溶性のビタミンDの吸収が悪くなるので、ミセル化したもの(乳化型)を摂るか、「ウルソ」や「OX bile」などで胆汁酸を補うことが必要です。杜仲茶も胆汁酸の分泌を促すそうですね。

ビタミンDの代謝にはマグネシウムも必要です。海藻類もしっかり摂りましょう。にがりを飲み物に数滴垂らすのもお手軽でおススメです。

免疫力は高めるだけじゃなく、調節もしっかり行われるようにするのがカギです。

たまには表に出てしっかり日に当たりましょう。