小手毬と翻訳書

植物, 雑記

この春は暖かいせいか、毎年楽しみにしているお向かいのお宅の藤の花がもう咲いたかと思えば、あっという間に色褪せてきています。ほかにも、近所を歩けば、モッコウバラだの、クレマチスだの、いつもより早く満開になっています。我が家のクレマチスはまだつぼみ。急がなくていいよ。

以前に鉢を買った小手毬の花もきれいに咲いたので、切り花にしてみました。古道具屋だかフリーマーケットだかでいつぞや買った花入れに活けてみたら、とても素敵に。

小手毬はバラ科の植物。名前も姿も似た花で、もっと大ぶりな大手毬というのもありますが、大手毬はスイカズラ科なんだそう。同じく白い小花をたくさんつける雪柳は小手毬と同じくバラ科。ちょっと前に同じ花入れに活けて楽しんでいたのだけれど、写真を撮っておけばよかった。この前に活けたクリスマスローズもいい感じでした。

小手毬をアップで見ると、こんな感じ。名前の通り、毬みたいで可愛らしい。

もっとアップで見ると、ちっちゃい小花がたくさんついている様子がよくわかります。匂いを嗅いでみると、ほんのりと甘い香りが。

いろんな植物の細部を見ては、いつもそのデザインの美しさに驚きます。私は無神論者だけれど、神様がいて、実はデザイン部とかあって、天使たちが競い合ってデザインを考えていたりして、とか(笑)。グッドデザイン賞をあげたくなるようなものもあります。

春はこうした楽しみがたくさんあるのです。スポイト部分がダメになったフラワーエッセンスのボトルにマーガレットを一輪挿ししてみたらとても可愛い。

今朝は、今度出る翻訳書の献本が届きました。去年出るはずが、コロナの影響で延期になって、ようやく仕上がりました。実際に本になったものを手にできるのは嬉しいですね。

発売は来月ですが、Amazonでは予約が始まっているようです。ご興味のある方はぜひどうぞ。