孤独を癒すフラワーエッセンス

フラワーエッセンス

先日、テレビで詩人の谷川俊太郎さんが子どもの自死をテーマにした絵本を作る過程を描いたドキュメンタリーを観ました。

子どもの自死と言えば、いじめや家庭の問題などが原因ではないかと考えてしまいますが、原因不明の自死がいちばん多いのだそうです。必ずしも明確な理由があって死ぬわけではない。そのところを谷川さんは描きたかったようです。

「じぶんで しんだ/ひとりで しんだ」
「おかあさん ごめんなさい」
「あおぞら きれいだった/ともだち すきだった」
「でも しんだ/ぼくは しんだ」

絵本にはこんな言葉が紡がれているそうで、ドキッとします。

現実には特に何か問題があるわけでもないのに、あるときふっと隙間に忍び込んでくるものがある。それは子どももきっと同じです。

この番組を観て、小学生のときに、全校集会で体育館に大勢で集まっているときのことを思い出しました。集会が始まる前で、まだ皆ざわざわとしています。ふと、体育座りをした姿勢で膝に顔をうずめて目を閉じてみると、周りの声は聞こえているのにどこか遠く、宇宙の中に独り放り出されたかのような、今いるこの現実とは違う世界があきらかに存在することがはっきりと感じられた瞬間がありました。そんなことは誰にも言わなかったし、言葉にしようもありませんでした。

考えてみれば、人間は一人でこの世にやってきて、一人で去っていきます。あらゆるものは一つだというワンネスの視点がもてなければ、孤独でないはずはありません。だからこそ、孤独を避けようとするのでしょう。でも、ふとした疑問にぽっかりとした隙間にはまってしまうことがあるはずです。大人でもそうですが、子どももそう。大人よりも言語化しづらい子どもであれば、そのぽっかり感を誰かと共有するのは難しく、孤独感はさらに募ります。

そんなときに、本や映画や音楽の中に、その感覚を共有できる相手を見つけられれば幸いです。孤独な時ほど、そうしたものを存分に味わえるときはありません。

フラワーエッセンスも、そうした時期の助けとなります。死にたい気持ちが強いようであれば、レスキューレメディなどを手放さずに持っておくといいでしょう。オーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスでは、エマージェンシー・エッセンスがそれに当たります。

そのほかにも、オーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスで使えそうなものがいくつかあります。

孤独感に使える代表的なエッセンスは、トール・イェロー・トップです。どこにも繋がりや帰属感がもてずに孤独を感じている場合に使えます。自分がまるで異星人や異国人のように感じられるときにも助けになります。孤独感が長い間続いている場合には、6~8週間摂り続ける必要があります。

エマージェンシー・エッセンスにも入っているドッグローズ・オブ・ザ・ワイルドフォーシズは、感情的に混乱していて、どうにかなってしまいそうなときに使うと、落ち着きを取り戻せます。

そして、孤独を感じやすい人にぜひ試してみてほしいのは、シドニー・ローズ。切り離された感覚や見捨てられ感がある場合に、すべては一つだというワンネスの感覚を思い出させてくれます。

どこかに帰属感を見出せるのは素晴らしいことですが、裏を返せば、大切な家族や仲間以外の人たちのことには関心が薄くなることもあります。なので、孤独を感じやすいという人は、視点を変えれば、小さな集団のためではなく、もっと大きなレベルで物事を考えて行動できるという強みにすることもできるのではないでしょうか。