引き算の健康法

昔インドで長く暮らしていたときのことです。

あるとき、お腹の調子が悪かったので近所のホメオパシークリニックに行ってみることにしました。

インドといえばアーユルヴェーダ、と思う人がほとんどだと思いますが、実はホメオパシーもかなりポピュラーです。街を歩くと、「Homoeopathy」と書かれた看板をあちこちで見かけます。

お腹の調子が悪いことを言うと、まず、一日に何杯チャイを飲んでいるか訊かれました。

インドでは皆、一日に何杯もチャイを飲みます。人を訪ねれば必ずチャイが出てくるし、道で誰かと会っても、その辺のチャイ屋で一杯、なんてことは毎日です。なので、かなり飲んでいたと思います。

それを伝えると、そのホメオパスは鼻でフッと笑い「それじゃあレメディは出せないよ。まずはチャイをやめてね」と言いました。

「なによ、ケチ~(怒)」と若かった当時の私は思ったのですが、今となっては名医だったとわかります。

いくら何かの症状にいい、といっても、その症状の原因が変わらず存在するのであれば、何にもなりません。

あれこれと健康食品を試してもよくならないのであれば、何かを足すことを考えるより、引くことを考えた方が健康への近道になることもあるのです。グルテンやカゼインの問題が最近よく指摘されていますね。小麦粉や乳製品をなるべく摂らないようにするというのも近道かもしれません。

遅発型アレルギーも意外な食べ物が原因だったりします。即時型アレルギーと違って、摂取後すぐに症状が出るわけではないので、その食べ物が原因だとはほとんど気づきません。頭痛や胃腸の調子の悪さの原因が遅発型アレルギーだったりすることもあります。

遅発型アレルギー検査をやっている病院はまだ少ないですが、ネットで検査キットを購入して自分で行うこともできます。保険が効かないし、海外の検査機関で分析するので高額ですが。

http://www.ambrosia-kk.com/about_allergy/foodallergy.html

よかれと思って食べているものが実はアレルギーを引き起こしていた、なんてこともあるのです。私は数年間ひたすら生姜を食べ続けて、冷え性は治ったんですが、見事に遅発型アレルギーを引き起こしていました。それで1年くらい抜いたんですけどね(遅発型アレルギーは同じものを食べ続けることで発症するので、しばらく控えればよくなります)。

なんか調子が悪いんだけれど、原因がわからない、という人は一度検査してみてはいかがでしょうか。

花粉症にはビタミンD

すっかり桜も満開。気分も春らしくなってきましたが、そんなにウキウキとしていられない人も多いんじゃないでしょうか。

そう、花粉症の季節なのですよね。

私は毎年、春先になると目がかゆくなったりくしゃみが出たりして、「ついに来たか~」と思うのですが、しばらくすると症状はなくなってしまうのです。ここ3年ほど、ビタミンDのサプリメントを摂取しているので、そのおかげかもしれないですね。

ビタミンDは、免疫反応を調節する制御性T細胞の働きを調整するそうです。アレルギーは免疫機能が過剰に働くことで起こるので、その調節を助けてくれるんですね。

花粉症の治療では、アレルゲンエキスを投与する減感作療法が最近よく行われているようですが、特定の花粉にしか効きません。スギ花粉であれば、ヒノキやブタクサのアレルギーには効かないわけです。

でも、ビタミンDであれば、種類を問わず、免疫反応を調整してくれます。アトピーや喘息などのほかのアレルギーもよくなることがあるそうです。

ビタミンDは骨の形成も促進します。カルシウムをしっかり摂っているのに骨粗鬆症になったという話を聞いたことがありますが、骨の形成にはカルシウムだけあってもダメで、ビタミンD3とビタミンK2も必要なんです。ビタミンDは日光を浴びることで体内で生成されるので、念入りに日焼け対策をしている人はビタミンD不足になりやすいと言えます。

昔に比べて子どものアレルギーが増えていますが、母体にビタミンDが少ないと、生まれてくる子もビタミンD不足になりやすくなります。最近は、母乳ではなく粉ミルクで育った子の方がビタミンDが多いこともあるようです。そういえば、私の世代は子どものころに肝油を食べて育ったんですが、最近はあんまり食べさせないんでしょうかね。

食品では魚類やキノコ類に含まれますが、干しシイタケなどは、機械乾燥させたものには含まれていないようです。日焼け対策をしっかりしているベジタリアンの人は不足する可能性が高いですよね。

ビタミンDのサプリメントは手頃な値段だし、小さくて飲みやすいのでおススメです。iherbでアメリカ製のサプリメントを買うと、のどにつっかえるくらいデカいものが多いのですが、ビタミンDは可愛らしい大きさ。花粉症対策には、少量から始めて、2000~4000IUくらい摂るといいようです。

体質そのものを変えるには、やはり腸内環境を改善させるなども必要です。詳しく知りたい方は、次の本をぜひ読んでみてくださいね。骨粗鬆症予防やアレルギー対策だけでない、ビタミンDの多くの可能性に驚かされますよ。

『サーファーに花粉症はいない ~現代病の一因は「ビタミンD」欠乏だった!~』
『花粉症は1週間で治る!

血糖値の急な上下が心に影響を及ぼす

機能性低血糖症っていうものがあるのを聞いたことがあるでしょうか。

低血糖というと、一般的には糖尿病薬の効き過ぎでなるものと考えられていますが、血糖調節能力に問題があることから低血糖になる場合があります。それが機能性低血糖症と呼ばれるものです。

オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)では、うつ病やパニック障害も低血糖が原因であることが多いと言われています。

実はこれ、発達障害とも関係があるらしいんです。『発達障害の治療の試み』という本には、「発達障害者は多くの場合に血糖調節能力に 異常があることを確認している」と書かれています。

私も自分が低血糖になりやすいということは昔から自覚していました。
お腹が空いてくると、手の震えがくるほどだったからです。それで、とにかく糖質を欠かさずに摂って、血糖が下がらないようにしないといけないと考えていました。一時期はブドウ糖の飴を持ち歩いていたほどです。

私は十数年前に発達障害の診断を受けているのですが、3年前に発達障害と低血糖の関連を知り、糖質制限が有効だという情報を得て試してみたところ、驚くほど情緒は安定し、頭のモヤも減って頭が働くようになりました。糖質制限だけではなく、栄養療法も実践し、3年経った結果、自分の身体・精神状態が大きく変わり(人生も)、糖質制限と栄養療法の効果を確信したのです。

さて、疑問に思う人がいるかと思います。
なんで低血糖なのに糖質を減らすの?ますます下がるじゃん?って。
私も最初、不思議に思いました。
でもこういうことだそうです。  

糖質を大量に摂ると、一気に血糖値が上がるので大量のインスリンが分泌され、その結果、短時間で血糖値が一気に下がって低血糖になるのだそうです。

低血糖になりやすい人ではインスリンの分泌が若干遅れ気味になるために血糖値がガーっと上がって、その大きく上昇した血糖値を下げるために、少し遅れて大量のインスリンが分泌されるという話もあります。  

これを反応性低血糖というのですが、こうして一気に血糖値が下がった後に、身体がアドレナリンなどの血糖を上昇させるホルモンを分泌してまた一気に血糖値が上昇し、それに対してまたインスリンが分泌されてまた血糖値が急降下するということがあります。これを乱高下型低血糖といいます。急にイライラしたかと思えば一気にやる気がなくなったりして、気分も血糖曲線のようにジェットコースター状態になります。

さらに、今度は糖質を摂ってもほとんど血糖値が上がらなくなり、
ずっと低血糖の状態が続く無反応性低血糖というものがあります。
こうなると、四六時中、やる気がなくてうつっぽい状態が続くわけです。  

低血糖を防ぐためには、急激に血糖値が上がらないような食べ方を
することが必要です。それが糖質制限食というわけです。  

糖質制限といってもただ糖質を減らせばいいというわけではなく、
その代わりのエネルギー源となるタンパク質や脂質を増やさないと、
かえって低血糖になってしまいます。  

また、糖質というのは外から摂らなくても体内で糖新生ということを行って作ることができるのですが、それにはビタミンB群などの各種栄養素も補酵素として必要です。

お酒の飲み過ぎで肝臓が疲れていれば、糖新生も上手く行われないでしょう。もちろん、胃腸が悪ければ栄養が十分に吸収されないので低血糖になりやすくなります。  

筋肉量も大切で、筋肉は動かしていなくても糖質を摂り込んでくれるので、筋肉が少なければ、血糖値は上がりやすくなります。

低血糖にはブドウ糖のラムネがよいというのは医学的観点からも言われているようですが、一時的に本当に倒れそうになった場合の緊急事態の対応としては正しいと思うのだけれど、機能性低血糖の人が低血糖防止のために、かつての私のようにブドウ糖のラムネをしょっちゅう食べると、かえって低血糖を悪化させることになります。

低血糖になる前(つまり、お腹が空きすぎる前)に、ナッツ類やチーズ(遅発型アレルギーに注意)、ココナツオイルなど、血糖値が緩やかに上がるもの(糖質でないもの)を食べることが必要です。ちなみに、糖質=甘いもの、と勘違いしている人もいますが、おせんべいは甘くありませんが糖質なので、1枚でもかなり血糖値は上がります。

ざっと書きましたが、ひと口に低血糖症対策といっても多岐に渡ります。面倒くさいといえば面倒くさいのですが、この対策をするかしないかで天国と地獄ほど変わってくるので発達障害傾向のある人はあんまり軽視しない方がいいかと思います。私は空腹時に砂糖不使用の野菜ジュースを飲んだだけで血糖値が85 mg/dLから一気に138 mg/dLまで上がったので、発達障害児に清涼飲料水なんか飲ませたらどうなることか。学校行く気力がなくなるのも無理ありませんよね。

この急激な血糖値の上下は最近は「血糖値スパイク」として
NHKでも取り上げられていますが、まだまだ精神状態との関連については大きく取り上げられていません。
実は、発達障害者じゃなくても、誰でも起こり得るものなんですよね。

70 mg/dL以上の急上昇が血糖値スパイクだそうですが、麺類を食べて血糖値を測定したら、100 mg/dL近く上昇してしまいました。ほぼ糖質のみで、一気にお腹に入っていきますからね。

参考までに、『発達障害の治療の試み』という本では血糖値の変化に伴う身体的症状として、次のように書かれています。
 
70 mg/dL以下・・・感情的になる、鈍感になる

60 mg/dL以下・・・空腹感、吐き気、計算力・注意力低下

50 mg/dL以下・・・頻脈、冷や汗、顔面蒼白、倦怠感、頭痛、寡黙

40 mg/dL以下・・・血圧上昇、上腹部痛、手の震え、あくび、複視、異常行動、見当識障害、8時間続くと植物状態となる

30 mg/dL以下・・・傾眠

20 mg/dL以下・・・痙攣、深い昏睡、不可逆的機能障害

最近では安価な自己血糖測定器も入手できる(こちらのサイト)ので、上記の症状に心当たりがある人は、実際に血糖値を測ってみるといいですよ。(私の測定レポートはこちら

気になる方は『「血糖値スパイク」が心の不調を引き起こす』という本もぜひ読んでみてください。

ハーブとサプリで風邪を撃退!

昨日は春みたいに暖かかったのに、今日はまた真冬に逆戻り。インフルエンザも流行っているというし、体調を崩さないように気をつけたいですね。

そういえば私、ここ2年ほど風邪で寝込んだことがありません。先日も、アースガーデンでリーディングやって、2日間一日中寒空にいたので、風邪引いたかな?と思いましたが、早めに対処して撃退しました。

ここ2年ほど、寒くなると風邪の予防のために摂っているのがエキナセアというハーブのチンキ剤。エキナセアは免疫力を上げてくれるハーブです。予防にはチンキ剤を摂る必要はなく、お茶で十分だそうですが、お茶を毎日飲むのって、忘れがちなんです。なので、チンキ剤を作って毎朝飲んでいる白湯に入れています。

チンキ剤の作り方は簡単。

煮沸したビンにエキナセアの乾燥ハーブ4gを入れてウォッカかホワイトリカーを100mL注ぐだけです。これで2週間から4週間、冷暗所に置いておきます。4週間より長く浸けすぎると効果が薄れるらしいので、その前に濾すことが大切。コーヒー用のペーパーフィルターを使うと簡単に濾せます(ドリッパーは不要)。このチンキ剤を連続的に摂っていいのは最長8週間だそうです。チンキ剤は1年もつので、まとめてたっぷり作っても大丈夫。

注意点としては、エキナセアはキク科のハーブなので、キク科アレルギー(ブタクサなど)のある人は、製品に花粉が入っている場合は反応するかもしれないので要注意なのと、自己免疫疾患のある人も避けた方が無難です。

エキナセアはお茶にするとちょっとスパイシーな感じなので、お茶をスープやカレーに使ってもよく合います。

風邪がひどくなってからは、エルダーフラワーの方が効くかもしれません。「インフルエンザの特効薬」という異名をもつほどですから。私はインフルエンザにかかったことがない(インフルエンザワクチンも打ったことがない)し、ハーブでケアするようになってから風邪をこじらせたことがないので、この特効薬の効果のほどはわからないんですが。

あとは、トゥルシー(ホーリーバジル)も免疫力をアップしてくれます。私はエキナセアが切れたら、トゥルシーを使っています。トゥルシーは、ストレスへの抵抗力を高めるアダプトゲンハーブでもあります。

それから、風邪を引いたかなと思ったら、ビタミンCの1g(1000mg)のサプリを4時間おきに摂ります。ビタミンCの半減期(血中濃度が半分に減る時間)が3時間なので、完全に排泄される前に摂っておけばいいかなと思って4時間おきにしているんですが、ネットで調べてみると、1時間おきに摂るという記載もあって、『新 ビタミンCと健康』という本でも1時間おきの摂取が推奨されています。4時間おきじゃ少なかったかな。

量はというと、効果量は人によって違うそうです。確かに、アレルギーなどがあって身体が常に大量のビタミンCを必要としている人では、少量じゃ足りないでしょうしね。ネットを見ると、ビタミンCのサプリ摂取で風邪なんか治らない、と言っている医師もいるようですが、少量摂取では効果はないということなのだと思います。この辺は、オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)を理解しているお医者さんじゃないとわからないんでしょうね。『新 ビタミンCと健康』によると、ビタミンCで風邪を予防できるかどうかはともかく、症状は軽くなることが多いそうです。臨床研究もされています。

(追記:水溶性のビタミンCはたくさん摂ってもあまり心配ないですが、唯一の副作用は下痢だそうなので、下痢になったら摂りすぎと考えられます。下痢になる一歩手前がいちばんいいそうです。)

ビタミンCはローズヒップにも多く含まれています。なんとレモンの20~40倍だとか。インドの果実アムラ(アーマラキー)もビタミンC含有量が多いことで知られています。サプリメントも手に入るのでこれもよいですね。私は、ローズヒップの方が値段がお手頃なので、業務用の大袋で買って数日分まとめてミルで粉砕して毎日飲んでいます(^_^)v。一気にたくさん粉砕しちゃうと酸化しやすくなるので注意してくださいね。

ちなみに、ローズヒップって酸っぱくて苦手、という方がいますが、ローズヒップ自体はそんなに酸っぱくないんです。よくブレンドハーブティーでハイビスカスと一緒になっていることが多いので、ハイビスカスの酸っぱさと混同されているようです。

あとは、生姜湯を飲んで身体を温めたり、ティートリーのバスソルトを入れて入浴したりします。ティートリーは白血球を活性化する作用があるそうですし、塩も身体を温めてくれます。

ティートリー、ユーカリ、ラベンダーは抗ウイルス作用があるので、家族に風邪を引いた人がいるときには、ディフーザーで香りをくゆらせるのもいいですね。この3つの精油はちょっとツーンとした香りがするので、苦手な人もいるかもしれません(実は私も)。ユーカリには数種類あって、よく売られているのはユーカリ・グロブルスですが、ユーカリ・ラディアータはあまりツーンとしなくて爽やかです。

そんな感じで、早め早めに対処すれば風邪をこじらせずにすみますよ。もちろん、たっぷりの睡眠は重要。忙しくても、風邪気味のときくらいはゆっくり寝ましょうね。

消えた子宮内膜症

私はかつて子宮内膜症を患っていたことがありましたが、その病巣があるとき忽然と消えてしまったことを前回ちらりと書きました。今日はその話です。

生理痛は高校生のころからひどかったのですが、最初に診断を受けたのは20代半ばでした。当時はまだあまり子宮内膜症については知られていなくて、治療法もはっきりしていなかったためか、これといった治療法を提案されることもなく帰されました。まあ、それほどひどくなかったのかもしれません。

それでそのまま放っておいたら、30を過ぎていよいよ痛みが尋常じゃないほどになったので、改めて別のクリニックに行きました。ホントに、あの痛みっていったら、前世できっと悪いことでもしたんだろうっていうような痛みでした。子どもを産んでいないのでお産の苦しみは味わったことがないけれど、その分、その痛みを毎月分散させて味わされたような気分です(:_;)。

そこでエコーで診てもらったところ、病巣はダグラス窩と片方の卵巣に大きくできていて、直腸との癒着がべったり、子宮腺筋症もあるとのことでした。妊娠はおそらく無理だろうとのことで、「いいじゃないですか。今、体外受精も安いですよ」なんて言われました。別に子どもが欲しいわけではなかったのでそれほどショックではなかったけれど、「いいじゃないですか。今ならあっちのスーパーで安く買えますよ」みたいなデリカシーのない軽い物言いには呆れました。子どもが欲しくて仕方ない人だったらどんなにショックか。ちなみに女医さんでした。

念のため、こっそりと別のクリニックにセカンドオピニオンに行きました。そこではMRIも受けたところ、確かに子宮内膜症はあるけれど、妊娠できないかどうかはなんとも言えない、とのことでした。そりゃそうですよね。アメリカだと腹腔鏡なしに子宮内膜症の診断を下すと訴訟になるって話も聞いたことがありますから、日本では医師って結構のほほんと言いたいこと言えたりするのかも。

なぜ手術を受けなかったのかというと、ネットで調べてみると、手術を受けた人でもその後に再発していることが多いように感じたからです。しかも癒着は手術ではがしてもまた癒着するというし。結局はあきらめモードの人が多かったので、手術をせずに共存する道を選びました。

その後の経過は前回書いた通り。痛みもなんだか軽くなってきたし、経過観察しても病巣が大きくなっている様子もなかったので、あまり気にしなくなりました。

ついでに書くと、ブッシュフラワーエッセンスのワークショップに行ったときに、休憩中にサンドイッチをぱくついている主宰者のイアンをつかまえて、「子宮内膜症にいいエッセンスは何ですか!?」と訊いたことがありました。それでそのエッセンスをしばらく摂っていたこともいいように影響したのかもしれません。もう10年以上も前のことになるので正確には思い出せません。メモを探してみたけれど、書いてありませんでした。でも、グリーンエッセンスとピーチフラワードティーツリーだったかと思います。何かもう1種類あったような気もするんですが。

そうそう。去年、「女性と健康」をテーマにしたブッシュフラワーエッセンスの講座に参加したときに、子宮内膜症の話があったのを思い出しました。ノートを見てみたら、グリーンエッセンスと、ウーマンエッセンスというコンビネーションエッセンスを2週間ずつ交互に繰り返し摂るということでした。ウーマンにはピーチフラワードティーツリーももちろん入っています。

グリーンエッセンスは体内の菌類などの調整を助けるエッセンスで、摂っている間は酵母や発酵食品を一切摂ってはいけないというのが大変でした。味噌・しょうゆもダメなわけですから。その間の食事はすべて塩とハーブで味付けしていました。

ピーチフラワードティーツリーは、膵臓の機能の調整を助けるエッセンスで、面白いことに、だいぶ後になって『低血糖症と精神疾患治療の手引き』という本を読んだら、低血糖症と関連のある疾患として子宮内膜症が挙げられていたので驚きました。どういうふうに関連があるのかは書かれていないのでわからないのですが。ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。

話を戻します。そんなある日、卵巣にチョコレート嚢胞があると卵巣がんの罹患リスクが高まるということを知り、ちょうど超低用量ピルが使われるようになってきた頃でもあったので、病巣を小さくしておいた方がいいのかどうか、訊きに行くことにしました。

引っ越し先の別のクリニックに行ったところ、「なんでこんなになるまで放っておいたんだ!」ともすごい勢いで怒られました。「まだ40でしょ、死にたくないでしょ」と、まるですでにがんに罹っているかのような言い方をされ、こちらは半泣きです(/_;)。おっかない人というのは本当にダメなのです、私。

それで血液検査を受けたけれど、結果は問題なし。念のために某大学病院を紹介されました。

予約をして当日まで3週間。私の中ではすでに「がんかも」という気分になってしまっていました。乳がんの偽陽性でしばらくはっきりしなかったことも以前にありましたが、本当に、精神衛生上良くないですよね。

とにかく、何がまずかったんだろうかと自分自身を振り返りました。お酒もタバコもやらないし、太ってもいないし、食事だって気をつけている(今思えば糖質過剰・タンパク不足だったけれど)。唯一の問題は、そう、運動不足だったのです。

それで、「身体さん、ごめんなさ~い」という気持ちで急にランニングを始めたのです(笑)。変えたのはそれだけ。

それで3週間後に受診したところ、まずエコー検査で「何にもない」と言われました。いや、そんなはずはない、合計4ヵ所で子宮内膜症と言われてきたのだから、と言っても「僕は自分の目で見たものしか信じません」とのこと。筋腫はいくつかあるけれど、私の歳で子どもを産んでいなければ珍しいことではないということでした。MRIも受けたけれど、結果は同じ。

狐につままれたような気持ちでMRIの写真を最初のクリニックに持ち帰って見せたところ、医師は「う~ん、おかしいなあ~。子宮筋腫が内膜症に見えることもあるんだよね~」とむにゃむにゃ言ってました。

実際のところ、いったい何だったのか、私にもよくわかりません。4ヵ所で誤診されたと考えるのも無理があるし。今から過去の検査データをすべてかき集めてくるというような面倒なことをする気力もありません。だって、治っちゃったんですから、それでいいのです。

ただひとつ思うのは、がんかもしれないと思ったときに、私は運命を呪ったりしませんでした。なんて不幸なんだ、私、とはちっとも思わなかった。それよりも、何がまずかったのかを振り返って自分で責任をもつことにしたんです。

何が言いたいかっていうと、別に「病はすべて自己責任だ」とか言いたいわけではなく(気分悪くされた方がいたらごめんなさいね)、ただ、わけがわからないけれど、治らないはずのもの(理屈でいえば、子宮内膜症は月経が止まらない限り病巣が消えることはないので)が治ってしまうことがある、ということの一例を出したかっただけです。もちろん、証明のしようがないので、信じるか信じないかの世界で、あなた次第です。

なんで病巣が消えちゃったのか、その理由を知りたくて、私はあれこれ探求しているのかもしれません。