意外と足りていない栄養素はマグネシウム

ビタミン不足やミネラル不足を心配する人は多いと思います。カルシウム不足を気にする人も多いですよね。でも、最近、意外と不足しがちな栄養素はマグネシウムなのだそうです。

マグネシウムは調理の際に失われがちで、体内からも排泄されやすいので不足しやすいようです。ストレスの影響も受けやすいのだとか。

でも、エネルギー代謝に大きくかかわっているので、ミトコンドリアを活性化するにはマグネシウムは欠かせません。

吸収が難しいミネラルで、腸内環境が悪いと吸収されないようです。マグネシウムは皮膚から吸収させるという手もあるようです。マグネシウム入りの入浴剤も売っているので、それをお風呂に入れてみるのもひとつの方法ですよ。身体もあったまって、美肌効果も。

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マグネシウム不足についての詳細はこちらを。

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花粉症にはビタミンD

すっかり桜も満開。気分も春らしくなってきましたが、そんなにウキウキとしていられない人も多いんじゃないでしょうか。

そう、花粉症の季節なのですよね。

私は毎年、春先になると目がかゆくなったりくしゃみが出たりして、「ついに来たか~」と思うのですが、しばらくすると症状はなくなってしまうのです。ここ3年ほど、ビタミンDのサプリメントを摂取しているので、そのおかげかもしれないですね。

ビタミンDは、免疫反応を調節する制御性T細胞の働きを調整するそうです。アレルギーは免疫機能が過剰に働くことで起こるので、その調節を助けてくれるんですね。

花粉症の治療では、アレルゲンエキスを投与する減感作療法が最近よく行われているようですが、特定の花粉にしか効きません。スギ花粉であれば、ヒノキやブタクサのアレルギーには効かないわけです。

でも、ビタミンDであれば、種類を問わず、免疫反応を調整してくれます。アトピーや喘息などのほかのアレルギーもよくなることがあるそうです。

ビタミンDは骨の形成も促進します。カルシウムをしっかり摂っているのに骨粗鬆症になったという話を聞いたことがありますが、骨の形成にはカルシウムだけあってもダメで、ビタミンD3とビタミンK2も必要なんです。ビタミンDは日光を浴びることで体内で生成されるので、念入りに日焼け対策をしている人はビタミンD不足になりやすいと言えます。

昔に比べて子どものアレルギーが増えていますが、母体にビタミンDが少ないと、生まれてくる子もビタミンD不足になりやすくなります。最近は、母乳ではなく粉ミルクで育った子の方がビタミンDが多いこともあるようです。そういえば、私の世代は子どものころに肝油を食べて育ったんですが、最近はあんまり食べさせないんでしょうかね。

食品では魚類やキノコ類に含まれますが、干しシイタケなどは、機械乾燥させたものには含まれていないようです。日焼け対策をしっかりしているベジタリアンの人は不足する可能性が高いですよね。

ビタミンDのサプリメントは手頃な値段だし、小さくて飲みやすいのでおススメです。iherbでアメリカ製のサプリメントを買うと、のどにつっかえるくらいデカいものが多いのですが、ビタミンDは可愛らしい大きさ。花粉症対策には、少量から始めて、2000~4000IUくらい摂るといいようです。

体質そのものを変えるには、やはり腸内環境を改善させるなども必要です。詳しく知りたい方は、次の本をぜひ読んでみてくださいね。骨粗鬆症予防やアレルギー対策だけでない、ビタミンDの多くの可能性に驚かされますよ。

『サーファーに花粉症はいない ~現代病の一因は「ビタミンD」欠乏だった!~』
『花粉症は1週間で治る!

血糖値の急な上下が心に影響を及ぼす

機能性低血糖症っていうものがあるのを聞いたことがあるでしょうか。

低血糖というと、一般的には糖尿病薬の効き過ぎでなるものと考えられていますが、血糖調節能力に問題があることから低血糖になる場合があります。それが機能性低血糖症と呼ばれるものです。

オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)では、うつ病やパニック障害も低血糖が原因であることが多いと言われています。

実はこれ、発達障害とも関係があるらしいんです。『発達障害の治療の試み』という本には、「発達障害者は多くの場合に血糖調節能力に 異常があることを確認している」と書かれています。

私も自分が低血糖になりやすいということは昔から自覚していました。
お腹が空いてくると、手の震えがくるほどだったからです。それで、とにかく糖質を欠かさずに摂って、血糖が下がらないようにしないといけないと考えていました。一時期はブドウ糖の飴を持ち歩いていたほどです。

私は十数年前に発達障害の診断を受けているのですが、3年前に発達障害と低血糖の関連を知り、糖質制限が有効だという情報を得て試してみたところ、驚くほど情緒は安定し、頭のモヤも減って頭が働くようになりました。糖質制限だけではなく、栄養療法も実践し、3年経った結果、自分の身体・精神状態が大きく変わり(人生も)、糖質制限と栄養療法の効果を確信したのです。

さて、疑問に思う人がいるかと思います。
なんで低血糖なのに糖質を減らすの?ますます下がるじゃん?って。
私も最初、不思議に思いました。
でもこういうことだそうです。  

糖質を大量に摂ると、一気に血糖値が上がるので大量のインスリンが分泌され、その結果、短時間で血糖値が一気に下がって低血糖になるのだそうです。

低血糖になりやすい人ではインスリンの分泌が若干遅れ気味になるために血糖値がガーっと上がって、その大きく上昇した血糖値を下げるために、少し遅れて大量のインスリンが分泌されるという話もあります。  

これを反応性低血糖というのですが、こうして一気に血糖値が下がった後に、身体がアドレナリンなどの血糖を上昇させるホルモンを分泌してまた一気に血糖値が上昇し、それに対してまたインスリンが分泌されてまた血糖値が急降下するということがあります。これを乱高下型低血糖といいます。急にイライラしたかと思えば一気にやる気がなくなったりして、気分も血糖曲線のようにジェットコースター状態になります。

さらに、今度は糖質を摂ってもほとんど血糖値が上がらなくなり、
ずっと低血糖の状態が続く無反応性低血糖というものがあります。
こうなると、四六時中、やる気がなくてうつっぽい状態が続くわけです。  

低血糖を防ぐためには、急激に血糖値が上がらないような食べ方を
することが必要です。それが糖質制限食というわけです。  

糖質制限といってもただ糖質を減らせばいいというわけではなく、
その代わりのエネルギー源となるタンパク質や脂質を増やさないと、
かえって低血糖になってしまいます。  

また、糖質というのは外から摂らなくても体内で糖新生ということを行って作ることができるのですが、それにはビタミンB群などの各種栄養素も補酵素として必要です。

お酒の飲み過ぎで肝臓が疲れていれば、糖新生も上手く行われないでしょう。もちろん、胃腸が悪ければ栄養が十分に吸収されないので低血糖になりやすくなります。  

筋肉量も大切で、筋肉は動かしていなくても糖質を摂り込んでくれるので、筋肉が少なければ、血糖値は上がりやすくなります。

低血糖にはブドウ糖のラムネがよいというのは医学的観点からも言われているようですが、一時的に本当に倒れそうになった場合の緊急事態の対応としては正しいと思うのだけれど、機能性低血糖の人が低血糖防止のために、かつての私のようにブドウ糖のラムネをしょっちゅう食べると、かえって低血糖を悪化させることになります。

低血糖になる前(つまり、お腹が空きすぎる前)に、ナッツ類やチーズ(遅発型アレルギーに注意)、ココナツオイルなど、血糖値が緩やかに上がるもの(糖質でないもの)を食べることが必要です。ちなみに、糖質=甘いもの、と勘違いしている人もいますが、おせんべいは甘くありませんが糖質なので、1枚でもかなり血糖値は上がります。

ざっと書きましたが、ひと口に低血糖症対策といっても多岐に渡ります。面倒くさいといえば面倒くさいのですが、この対策をするかしないかで天国と地獄ほど変わってくるので発達障害傾向のある人はあんまり軽視しない方がいいかと思います。私は空腹時に砂糖不使用の野菜ジュースを飲んだだけで血糖値が85 mg/dLから一気に138 mg/dLまで上がったので、発達障害児に清涼飲料水なんか飲ませたらどうなることか。学校行く気力がなくなるのも無理ありませんよね。

この急激な血糖値の上下は最近は「血糖値スパイク」として
NHKでも取り上げられていますが、まだまだ精神状態との関連については大きく取り上げられていません。
実は、発達障害者じゃなくても、誰でも起こり得るものなんですよね。

70 mg/dL以上の急上昇が血糖値スパイクだそうですが、麺類を食べて血糖値を測定したら、100 mg/dL近く上昇してしまいました。ほぼ糖質のみで、一気にお腹に入っていきますからね。

参考までに、『発達障害の治療の試み』という本では血糖値の変化に伴う身体的症状として、次のように書かれています。
 
70 mg/dL以下・・・感情的になる、鈍感になる

60 mg/dL以下・・・空腹感、吐き気、計算力・注意力低下

50 mg/dL以下・・・頻脈、冷や汗、顔面蒼白、倦怠感、頭痛、寡黙

40 mg/dL以下・・・血圧上昇、上腹部痛、手の震え、あくび、複視、異常行動、見当識障害、8時間続くと植物状態となる

30 mg/dL以下・・・傾眠

20 mg/dL以下・・・痙攣、深い昏睡、不可逆的機能障害

最近では安価な自己血糖測定器も入手できる(こちらのサイト)ので、上記の症状に心当たりがある人は、実際に血糖値を測ってみるといいですよ。(私の測定レポートはこちら

気になる方は『「血糖値スパイク」が心の不調を引き起こす』という本もぜひ読んでみてください。

発達障害が疑われるお子さんには特に栄養管理が必要

最近は発達障害が広く知られるようになってきて、お子さんが発達障害かもしれないと思って心配しているお母さん方も少なくないと思います。

発達障害の子どもは代謝の問題やリーキーガットなどの腸の問題を抱えていることが多く、食事に気を使わなければなりません。また、栄養の不足から発達障害のような症状が出ている場合もあって、栄養療法によって大きく改善し、発達障害の診断が外れることもあるそうです。

オーソモレキュラー療法(分子整合栄養医学)では、栄養療法で発達障害が改善する症例も多くみられるようです。実際、私(十数年前に診断済み)も栄養療法で大きく改善しました。

でも、オーソモレキュラーの治療をきちんと受けようと思うと、やはりお金がかかります。健康保険の効かない血液検査の結果をもとにサプリメント処方や食事指導をするので、どうしたって高くなってしまいます。それに、病院で出しているサプリメントはやはり高額なので、長期的に続けていけるかどうかも不安ですよね。

私もそんなわけで、お金は勉強代につぎ込んでオンライン講座などで勉強して自分で試行錯誤する方を選んだんですけど、できることなら、きちんとオーソモレキュラーのクリニックに通った方がいいのだと思います。

ところで、この間、こんなものがあるのを知りました。

https://ikuji-kodomo.or.jp/

5歳までの子どもをもつお母さんと、発達障害を疑われている12歳までのお子さんに、1年間無料で栄養素補充のためのサプリメントを提供しているそうです。

もちろん、血液検査代や診察代は自己負担だそうですが、血液検査データを見て医師が判断してくれて、医療グレードのサプリメントが1年間タダでもらえるというのは、なかなかないチャンスです。オーソモレキュラー療法って気になるけれど…というお母さんは、この機会にぜひ試してみてはいかがでしょう。

サプリメントって、どのメーカーでも同じではないのです。海外ではどうなのか知りませんが、日本ではサプリメントの栄養素の含有量は仕込量を表記すればいいことになっているのだとか。でも、仕込量がそのまま実際に含有されているかというとそうではなくて、製造工程でずいぶんと失われるそうです。たとえば、洗浄に水を使うとだいぶ流れ出てしまいます。その代わりに、アルコールを使うわけですが、サプリは食品扱いなので、それに合ったもの(エチルアルコール。薬品にはメチルアルコールを使用)を使うとなると費用がかかり、結果的に値段が高くなるのだそうです。でもその分、含有量は多いわけですから、そんなサプリが1年間もらえるだなんて、羨ましい。

栄養療法って、単に栄養を補充すればいいってだけじゃなく、いろんな要素を考慮しなければならないので、とっても複雑だということが勉強を始めてわかりました。

私もだいぶ前に血液検査を受けたことがあるので、そのデータを見ながら勉強してるのですが、たとえば、鉄が足りているかどうかは、貯蔵鉄の指標であるフェリチンの値も見なければいけないというのはわりと知られているかと思います。私のそのときのフェリチン値は73.4 ng/mLで、検査シートに記載されている女性の基準値は5~157 ng/mLってことなので、ちょうど真ん中くらいで正常値ということになります。きっと、普通の病院へ行っても問題ないと言われるでしょう。

ところが、オーソモレキュラー的には100くらいが理想的ということです。実は、この基準値というのが曲者なのです。基準値ってどうやって設定しているんだと思いますか?なんと、その検査会社が社員を対象に測定して割り出した値なのだそうです。え~~~~!!って感じですよね。そういう算出方法なので、検査会社によって基準値はバラバラです。特にフェリチンはばらつきが大きく、別の検査会社の基準値は4~64.2 ng/mLとなっています。もちろん、男女別になっているけれど、閉経前と閉経後の女性ではだいぶ違うということも考慮されていません。つまり、社員に閉経前の女性が多ければ、月経で鉄分は失われるので基準値は低くなるってことです。そうなると、閉経後の女性の場合はそれを参照値としていいのかどうか。

また、フェリチン値は炎症の指標でもあるそうで、アレルギーなどがあって体内に炎症が起きていると値が上昇します。つまり、貯蔵鉄の量が少なくても炎症があれば、値は高くなり、不足はマスクされてしまうのです。私も遅発性アレルギーの検査を受けたら、だいぶいろんな食べ物に反応していたので、少なからず炎症は起きていると思います。なので、やっぱり100くらいは必要なのかも。

もちろん、鉄不足の判断はこれだけではできません。ヘモグロビンや網状赤血球なんかも見なければいけないし、脱水状態も考慮しなければなりません。本当に複雑なので、こうした機会をぜひ利用してほしいと思います。お子さんが早いうちに良くなれば、無駄に苦しまなくてすむし、お母さんだって手がかからずに楽になるはずです。

余談ですけど、血液検査のデータを読むって、ホロスコープを読むのと共通するところがあるように思います。どちらも、1ヵ所だけを取り上げて、あなたはこうです、と言うことはできなくて、全体を見なければならないところ。どちらも、勉強していると奥深すぎて、たまに気が遠くなります(笑)。でも面白いですけどね。