雑記

私は子どもの頃から人形劇というものが好きだったのですが(そういえば、プリンプリン物語が大好きだったっけ)、大人になっても何かとても惹かれるんですよね。

今では文楽(人形浄瑠璃)が大好きで、たまに本場の大阪まで観に行ったりするほど。

こうした人形を使った古典芸能は文楽が有名ですが、ほかにも淡路人形浄瑠璃や八王子車人形など、各地にあります。

東京にはほかに、結城座という江戸糸あやつり人形の劇団があって、江戸寛永12年から、385年も続いています。

この結城座が、このコロナ禍で存続の危機にあるというから大変!
クラウドファンディングを始めたそうなので、さっそく支援しました。

三人で人形を扱う文楽が洗練された世界であるのに対し、結城座は素朴で独特な魅力。古典もやるのだけれど、新作も多く上演していて、とても不思議な独自の世界があります。11月の公演はオンラインでも観られるので、支援も兼ねて、この機会にぜひその世界を味わってみませんか。

吉祥寺に「くぐつ草」という老舗のカフェは、この結城座の劇団員の方が開いたということを最近知りました。なるほど、「傀儡(くぐつ)師」って、人形遣いですもんね。昔、住んでいたときにたまに行っていたので懐かしい。吉祥寺にはまた縁ができたので久々に行ってみようかな。

こころ, 雑記

昨日は久しぶりに文楽を観てきました。人形浄瑠璃というやつです。私は伝統芸能好きなので、文楽も年に数回は観に行くのですが、今年は中止ばかりでようやく観に行けました。

演目は『壺坂観音霊験記』。慎ましい暮らしを送る夫婦のお話です。かつて疱瘡(天然痘)にかかって目が見えなくなった夫を妻が内職をして支えながら生計を立てています。毎晩明け方にこっそり出掛ける妻に、誰かほかの男と逢引きでもしているんじゃないかと夫は心を痛めていました。自分は目も見えないし、疱瘡の跡のあばたで顔も醜くなってしまった。好きな男ができたなら、正直に打ち明けてほしい。夫にそう言われて妻は泣き出します。実は、明け方に毎日出掛けていたのは、夫の目が治るよう観音様にお祈りしに行っていたのでした。

話はここで終わりではないのですが、ネタバレになるのでこの辺にしておきます。

勝手な憶測が生み出すすれ違い。そんな話、よくあるなあと思うのです。
現在、週に1回、占いのお店で鑑定をしていますが、最近恋愛のご相談をよく受けます。相談者の方たちは「相手はきっとこう思っているに違いない」と言うのですが、タロットやホロスコープで見てみると、違んじゃないかなあということがほとんどです。

日本人は特に、「以心伝心」を求めがちなので、想いを言葉にすることが少なくなりがちです。でも、たとえそれが思いやりからであったとしても、実際話し合うことなく、憶測だけで相手の気持ちを推し量ることが続くと、小さなズレが積もり積もって取り返しのつかないことになったりするんですよね。

きっとこうに違いない、という目で物事を見ると、都合のいいように現実を切り取ってしまうので、実際には事実とは違っても事実のように思えてしまいます。

なぜそんなふうに物事を見てしまうのかというのは、この話に出てくる夫のように、自信のなさから来ることがあります。やっぱりまずは、自分を愛することって大切なんですよね。

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ハーブ, 植物, 雑記

昨日は久しぶりにお能を観に行ってきました。演目は『羽衣』。羽衣を漁師に取られた天女が、返してもらうのと引きかえに舞を舞って月に帰っていくという幻想的な内容です。夢幻能と呼ばれるお能では、この世のものではない存在が必ず出てきます。お能に特徴的な舞台の橋の部分は、あの世とこの世の架け橋なんだそう。

お能の前にはたいてい狂言が演じられます。厳かな雰囲気のお能と違ってコミカルです。今回の演目は『附子(ぶす)』でした。猛毒の附子の入った容器を絶対に開けないように、と主人に言われて留守番をさせられた家来二人が、好奇心に負けて開けてしまうどころか、味見までしたところ、なんと美味。それは当時貴重だった砂糖なのでした。すっかり平らげてしまった二人。どうしようかと考えた挙句、主人の大切な掛け軸やら茶碗やらを壊して、そのお詫びに毒を口にして死のうと思った、と言い訳するというオチ。

さて、この「附子」って何でしょう。


「ぶし」とも呼ばれる、猛毒の植物、トリカブトのことです。附子にはアコニチンという毒性の成分(アルカロイド)が含まれ、呼吸困難や心臓発作を引き起こしますが、修治という特別な処理を施すことで生薬としても使われます。「麻黄附子細辛湯」のように、漢方薬の名前の一部に入っています。附子は、鎮痛、抗リウマチ、強心などを目的として使われるようです。

歌舞伎では、『東海道四谷怪談』でお岩さんが飲まされたのも附子ということになっています(だからあんな顔になってしまったといういきさつは、歌舞伎を見て初めて知りました)。

「ブス」という言葉も、附子によって神経が麻痺して無表情になることに由来するという説もあります。

英語ではmonkshood。僧侶の (monk’s)かぶりもの(hood)という意味ですが、そう言われてみると、花の形は修道士のかぶりものみたいにも見えてきますね。

ギリシャ神話では、3つの頭をもつ冥界の番犬、ケルベロスのよだれから生まれたということになっています。ケルベロスはトートタロットでは「#9 The Hermit」に描かれています。

ホメオパシーでもアコナイトという名前でレメディが作られています。よく使われるレメディで、不安や恐怖、風邪の初期症状に使われるそうです。

では、フラワーエッセンスはあるのかというと、FESフラワーエッセンスにmonkshoodの名前でありました。霊的な能力が開花するのを恐れてそうした能力を抑圧したり、トラウマや虐待によって霊的能力が麻痺した状態に用いるそうで、ポジティブなスピリチュアリティが育つようです。

トリカブトって、そのまま使えば猛毒ですが、そのエネルギーは深いものなんですね。ハーバルアストロロジーでの対応はやっぱり冥王星なのかな?と想像が広がっちゃいます。

ハーブ, 植物, 雑記

ここ数年、6月になるとリンデンの花を見に行くのが年中行事のようになりました。

今年もそろそろ咲く頃かと思って、飯能の薬香草園に見に行ってきました。ちょうど満開。

リンデンは精油も手に入りますが、やはりフレッシュの香りがいちばん。とても優しい香りです。

先月の終わりに行ったときはまだつぼみでした。

不眠によいとされるリンデン。ドライハーブも手に入るので、寝つきが悪いときにはぜひお試しを。カモミールやオレンジフラワーとのブレンドもおすすめです。

薬香草園のガーデンではエキナセアもちょうど見頃でした。


薬香草園はハーブガーデンが見事なほか、めずらしいハーブの苗も買えるし、レストランもあります。ラベンダーのソフトクリームも。ぜひ一度足を運んでみてください。