怖れ知らずのクリスマスローズ

植物

もう桜も咲こうかという時期に、猫の額ほどのうちの庭(と呼べるほどのものでもない)には、ひっそりとクリスマスローズが咲いています。

クリスマスローズにはたくさんの品種があって、毎年池袋サンシャインで開催される「クリスマスローズの世界展」を楽しみにしていたのだけれど、うっかりと逃してしまいました。

実は、クリスマスローズという名称はHelleborus Niger(ヘレボルス・ニゲル)というひとつの品種だけを指すらしく、ヨーロッパではそのほかは「ヘレボルス」と呼んでいるそうです。日本ではどの品種もすべてひっくるめて「クリスマスローズ」と呼んでいますが。

3年前に今の家に越してきたときに植えたのですが、その後、裏の空き地に家が建ってしまい、日当たりが悪くなって、夏のあいだもハーブすらあまり育たなくなってしまったのに、クリスマスローズだけはすくすくと育って年々増えています。ズボラな私でも育てられるほど、手がかからず、何もしなくても勝手に増えてくれます。

クリスマスローズってだいたい、うなだれた姿をしてますよね。せっかく花が咲いてもうつむき加減で、ちょっと、お顔見せてって。

クリスマスローズのフラワーエッセンスって聞いたことがないのだけれど、つくるとしたら、どんな効果があるのでしょうね。やっぱりうなだれ系のドッグローズに近いのかな、なんて想像していたら、ペガサスプロダクツのエッセンスにありました。年を取るプロセスを受け入れやすくしてくれるみたいですね。あとは、ハートチャクラに影響するとか、失恋から立ち直れるようになるとか。

こんな本も見つけました。タイトルや内容紹介からははっきりしませんが、著者の経歴からすると、ホメオパシーレメディとしてのクリスマスローズの効果についての本のようです。アルツハイマーやADDなんかにも効果があるみたいです。

ところで、我が家のクリスマスローズ、今年は堂々とまっすぐ前を見てくれています。まさに怖れ知らず。