ハーブチンキで免疫力アップ

からだ, ハーブ

ちょっと前に仕込んだハーブのチンキ剤ができました。免疫力を高めてくれるエキナセアとトゥルシー(ホーリーバジル)です。

エキナセアのチンキ剤は、毎年冬になる前に仕込んで、風邪の予防に摂っています。今年の冬の分はもうとっくになくなってしまったのだけれど、こんなご時世なので、また作りました。

作り方は簡単です。煮沸したビンにエキナセアの乾燥ハーブ4gを入れて、ホワイトリカーかウォッカを100mL入れるだけ。ビンは冷暗所に2週間から4週間置いておきます。長く浸けるほどいいというわけでもなく、4週間以上は置かないほうがいいそうです。4週間経ったら、濾してください。コーヒーフィルターを使うと棄てるのも楽です。

私は冬のあいだ、このチンキ剤を朝晩ティースプーン1杯、白湯に入れて飲みます。そのせいか(栄養療法で栄養状態が良くなったせいもあるけれど)、この3年、風邪らしい風邪を引いていません。

このチンキ剤の摂取期間は、ドイツでは8週間以内と規定されているそうです。エキナセアはキク科の植物なので、ブタクサなどのキク科アレルギーがある人は、花粉が入っている場合はアレルギーを起こすかもしれないので、要注意。また、自己免疫疾患のある人も、様子を見ながら摂った方がいいかもしれません。『メディカルハーブ安全性ハンドブック』によると、免疫が上がりすぎると自己免疫疾患が悪化するのではないかというのは理論上のことで、実際に関連性を裏付けるデータがあるわけではないそうです。

エキナセアは、ほんの少しスパイシーなので、お茶パックに入れて、スープに入れても美味しいんですよ。

トゥルシーは、アーユルヴェーダで万能薬と言われているハーブ。免疫力も高めてくれるし、アダプトゲンハーブ(ストレスへの抵抗力を高めてくれるハーブ)でもあるので、あまり外に出られなくてストレスが溜まっている場合にもピッタリ。

チンキ剤の方が断然、薬効はあるのですが、お茶としても美味しいハーブです。最近は日本産のものも手に入って、香りがとてもいいです。チンキ剤にするなら、iherbなどで手に入るインド産のものでも十分。トゥルシーのアロマオイルも癒される香りですよ。そろそろ苗も出回る時期なので、摘みたての生葉のお茶も楽しめますね。

意外と知られていないトゥルシーの効果は、血糖調節作用。なので、糖尿病薬を服用している人は血糖値が下がりすぎることがあるので、医師と相談の上、血糖値を測定しながら様子を見るのがいいでしょう。これは、『メディカルハーブ安全性ハンドブック』にも記載されています。

チンキ剤は一度作れば1年はもつので、便利ですよ。この機会にまとめて作ってみませんか。