ホロスコープが示すスピリチュアルな変化の時期

フラワーエッセンス, 占星術,

最近、『Therapeutic Astrology』という本を偶然見つけて、取り寄せてみました。著者のグレッグ・ボガートは、心理学の博士号をもち、心理療法家としても活動している人です。ひと言で言ってしまえば心理占星術の部類に入るのだろうけれど、ノエル・ティルやリズ・グリーンともちょっと違う、トランスパーソナル心理学色が強い感じ。

この本の中で、ホロスコープはサイコスピリチュアルな危機が起こりやすい時期を理解するのに役立つ、ということが書かれていました。サイコスピリチュアルな危機とは、今まで現実的だった人が急に精神的・霊的なものに目覚めたり、また、それによって現実との折り合いが上手くつかなくなって混乱したりすることです。神秘体験などが起きたり、原因不明の身体の問題が出てきたりすることもあります。

アスペクトにトランジットやプログレッションの天王星、海王星、冥王星、そしてうお座や12ハウスに入っている天体が含まれるときは、そうした時期を暗示していることがあるそうです。もちろん、そうした混乱の時期は大変なのだけれど、魂の成長の時期でもあるわけです。ちなみに、オーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスでは、そうしたときにはミント・ブッシュが使えます。

この著者は、かつてインドでヨガの修行をやっていたこともあるらしく、東洋的な視点がだいぶ入っているので、インド暮らしの長かった私にはしっくりくるところがあります。ノエル・ティルやリズ・グリーンも好きだけれど、どこか私にとってはドンピシャではない気がしていたのですが、その理由がこの本を読んでおぼろげに見えてきました。日本では全然知られていないようだけれど、本は何冊も出ているので、少しずつ読んでいこうと思っています。