獅子座のボディ・マインド・スピリット
残暑どころか暑さの真っ盛りでまだまだ続きそうですが、獅子座の季節ももう終わり。蟹座に続いて獅子座のボディ・マインド・スピリットについての考察です。太陽星座が獅子座の場合だけではなく、獅子座に天体が集中していたり、アセンダントや健康を表す6ハウスが獅子座だったり、獅子座の支配星の太陽に緊張がある場合など、いろんなパターンが考えられます。
獅子座の季節は夏の真っ盛り。獅子座は火の柔軟宮のサインで、支配星は太陽。この時期は、太陽のエネルギーがいちばん強く届きます。蟹座が表す家族や身内から力強く一歩外に出ます。トート・タロットで獅子座に対応するカードは「#11 Lust」。「Lust」という言葉は、「抑えがたい欲望、渇望」といった意味もありますが、「熱意、強い興味」という意味もあり、古くは「喜び、楽しさ」も意味していました。「Lust」は「Luster(きらめき、輝かしさ、栄光)」が語源です。
獅子座・太陽と人体
獅子座は温・乾のサイン。アーユルヴェーダではピッタが近いタイプです。肌は赤みがかっていて乾燥していることがよくあります。バランスがとれていれば、オイリー傾向。人体では心臓や胸部(乳房は蟹座)に対応しているので、上半身がしっかりしているのに対して、下半身は細く、逆三角形の体型。ライオンの座っている姿を見るとよくわかるかと思います。太陽が太陽系の中心であるように、心臓は身体の中心。心臓や心血管系のほかに、目にも関連しています。循環器系に問題があると、血の巡りが悪くなって、目にも影響します。そのほかには、背中・背骨・脊髄に関連しますが、背中の痛みもよく出やすい症状です。
健全な自我を育むこと
獅子座は創造力や自己表現に関連するサイン。自らのクリエイティビティを通じて内なる世界と外の世界をつなぐこと、そして反応を気にすることなくそれを行うことがテーマです。獅子座が子どもも表すように、子どものような無邪気さでそれを行うことです。
また、自我を育てることもひとつのテーマ。日本ではエゴは悪いものというイメージがありますが、健全な自我を育むことも大切です。「エゴを棄てる」といっても、自我が育っていなければ、棄てようもありません。獅子座はエゴを超越することを目指すのではなく、自我を育む。
そして、第3チャクラと関連づけられることがありますが、ここは太陽神経叢がある位置で、パーソナルパワーや意志の力と関連します。誇り高く、傲慢になりがちな獅子座ですが、謙虚でありながら力を発揮することを学ぶ必要があります。もちろん、心臓近くにある第4チャクラにも対応します。
世界が自分を中心に回っているように思っていて、全部ひとりで背負い込もうとする傾向があります。助けを求めるのも苦手なことが多いです。背中の痛みは、物事をひとりで背負いすぎることから生じているのかもしれません。
マグネシウムの補給を忘れずに
心筋の収縮と弛緩にはカルシウムとマグネシウムが必要です。マグネシウムは意外と不足しがちで、現代人は特に不足していると言われています。海藻類などに多く入っていますが、お手軽なのはスーパーでも売っている「にがり」。飲み物に2,3滴入れて、1日20滴くらいを目安に毎日摂るといいでしょう。マグネシウムはサプリメントで摂ってもいいのですが、下剤として働きやすく、お腹が緩くなって吸収されないことも多いので、エプソムソルトを湯船に入れて経皮吸収させるのがおススメです。ティッシュソルトもMag Phos(リン酸マグネシウム)が獅子座に対応づけられています。
そういえば、占星家のキラ・サザーランド氏のセミナーで、「獅子座はソーダが大好き」と言っていたんですが、確かに獅子座である私もソーダ(甘くないただの炭酸水)が大好きなので不思議に思っていました。よく考えてみたら、炭酸には血管を拡張する作用があるので、それで循環がよくなって心臓にもいいのかなと。動悸が出ることがたまにあるんですが、ソーダを毎日飲んでいる夏は動悸がまったく出ません。炭酸泉も大好きです。それから、「ベジタリアンの獅子座(菜食のライオン)なんて矛盾している」と言っていました。私も肉食している今は、菜食だった頃よりずっと調子がよいのです。
目の健康にはビタミンAが重要です。脂溶性ビタミンなので、サプリで摂る場合は、油を含んだ食事と一緒に摂るか、ミセル化した液状のものを摂りましょう。
獅子座の問題に使えるハーブとフラワーエッセンス
獅子座の支配星である太陽に対応づけられている植物といえば、ヒマワリ。そのほかにも、カモミールやカレンデュラといった太陽を思わせる形の黄色やオレンジのハーブもあります。鎮静効果のあるカモミールは、リラックスさせてくれるので動悸にもよいです。そして、第3チャクラの太陽神経叢に作用するとのこと。第3チャクラが弱く、自己が確立できていなかったり、自己防衛の本能が弱かったりすると、他者からエネルギーを吸い取られるように感じます。カモミールはそんな場合にピッタリ。カレンデュラは結膜炎によく効くそうで、洗眼液として使います。
そのほかに重要な太陽のハーブはローズマリー。血液循環を促進するため、心機能も高まるし、特に頭部への血流を良くするので、目にもいいのです。ハートチャクラに働きかけるので、ローズマリーのアロマやお香を焚いてリラックスしてみましょう。
心臓を守るハーブと言えば、ホーソン(セイヨウサンザシ)。天体の対応は火星ですが、心機能低下や動悸、息切れに効果があります。目には太陽のハーブ、アイブライト。
オーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスでは、心臓に使えるのは、ブルーベルとワラタ。ブルーベルは感情的ブロックがあってハートが閉じてしまっている場合に。ワラタは「魂の闇夜」とでもいうような、完全に絶望してしまった状態にある場合に使えます。そのほかには、子ども心を取り戻させてくれるリトル・フランネル・フラワー。特に獅子座に関連するエッセンスはガイミア・リリーです。傲慢になることなく謙虚でありながらリーダーシップを発揮できるように働きかけます。背骨のエネルギー調整にも使えるエッセンスです。そして、獅子座と言えばクリエイティビティ。創造性を高めてくれるのは、ターキー・ブッシュ。
上記のことは獅子座や月の強調が見られる人にすべて当てはまるわけではありませんが、参考になるものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
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