山羊座のボディ・マインド・スピリット
年も明けて早くも山羊座の季節が終わろうとしています。ボディ・マインド・スピリットの視点からの12星座についての考察も残すところ3つ。今回は山羊座です。これには、太陽や月が山羊座の場合だけでなく、山羊座での天体の集中や、アセンダントや健康を表す6ハウスが山羊座だったり、山羊座の支配星の土星に緊張がみられる場合など、さまざまなケースが含まれます。
射手座では蠍座の深みから叡智を結集させてエネルギーを上方に向けますが、いくら深遠な思想をもっていても、何もしなければただの絵空事に終わってしまいます。それを現実化できるのが山羊座のエネルギーです。忍耐強く、一歩一歩進めていくことで、物事を現実化するのです。
活動サインの山羊座の始まりは冬至。冬が勢いよく始まります。そして、夜が最も長くなる時期です。山羊座の支配星である土星は死も表しますが、冬は多くの植物や動物たちが死んだように眠ります。
トートタロットでは「#15 The Devil」が山羊座に対応。
このカードに描かれている山羊は、ギリシャ神話のパーン神。現実にどっぷり漬かりながらも、笑う余裕をもって世の中の荒波をたくましく乗り越えていきます。背後の幹が貫いている土星の輪は時間の制約を表しますが、限りがあるからこそ貴重だともいえます。
山羊座・土星と人体
山羊座は活動サインの地のエレメント。冷+乾でアーユルヴェーダではヴァータに近いタイプ。大多数の人は、手足が長く、中肉中背・やせ型で脂肪や筋肉が少なくて、骨や関節が目立ちます。ごく一部に、アーユルヴェーダのカパに近いタイプもいるらしく、その場合は、山羊座の真向いのサインである蟹座に近い特徴がみられ、体型は少し丸みを帯びます。
人体の対応する部位は主に、膝、関節、骨、歯、皮膚です。これらの部位の問題が起こりやすいですが、冷えや骨格筋の緊張もよくみられます。また、土星は長期を表すので、病気が慢性化しないように注意が必要です。
骨を丈夫にするには、カルシウムだけではなく、ビタミンD、ビタミンK2、マグネシウムも必要です。特に、マグネシウムは不足しやすいので、にがりを飲み物に数滴垂らして、一日20滴くらい摂ると、手軽にマグネシウムを摂ることができます。胃酸の出が悪いとマグネシウムは吸収されにくいので、エプソムソルトをお風呂に入れて経皮吸収すると効率よく摂取できます。骨にはコラーゲンも重要。鉄筋コンクリートで言えば、鉄筋の部分に当たります。コラーゲンの生成にはタンパク質と鉄とビタミンCが必要です。(こちらもご参考に)
意識的に独りの時間をもち、自分のコアな部分に立ち返る
山羊座は現実的な能力に優れていますが、物質面や社会的な立場を重視して、ほかのことを犠牲にする危険性があります。お金や名誉を求めてワーカホリックになると自分自身と切り離され、孤独感が強くなることがあります。また、ときには厳しすぎて他人が離れていくことがあるかもしれません。そうならないように、意識的に独りの時間をもち、自分のコアな部分に立ち返ることが大切です。何のために仕事をするのか、何のために稼ぐのか、ということを常に自分自身に問いかけ、単なる野心のためではなく、世の中のためになるかどうかを考えていくことが成長につながります。
山羊座の問題に使えるハーブとフラワーエッセンス
土星のハーブ、スギナはケイ素をはじめとするミネラルが豊富に含まれます。ケイ素は、骨や軟骨の発育、そしてコラーゲンやエラスチンなどの結合組織の強化に必要です。
オーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスでは、過剰に保守的だったり、まじめすぎたりする場合は、イエロー・カウスリップ・オーキッド。まじめすぎる場合は、リトル・フランネル・フラワーやサンシャイン・ワトルも使えます。悲観的になってしまう場合は、サンシャイン・ワトルやサザン・クロス。ワーカホリック傾向があるときには、ブラック・アイド・スーザン。
ティッシュソルトでは、Calc Phos(リン酸カルシウム)が山羊座に対応づけられています。リン酸カルシウムは骨の形成に重要な成分で、象牙質をつくります。
上記のことは山羊座の強調が見られる人にすべて当てはまるわけではありませんが、参考になるものがあれば、試してみてくださいね。
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