免疫力強化にグルタミン

からだ, 分子栄養学, 発達障害

相変わらずコロナ関連ニュースが連日報道されています。WHOは感染予防にマスク着用は不要だと言っているそうなんですが(こちらを参照)、どういうわけかあんまり報道されていませんね。コロナウイルスそのものよりも、その対策による数々の不都合の方が後々大きな問題になりそうな気がするのだけれど。

それはさておき、引き続き、個人でできる免疫力強化対策です。不安な人は、この際なので、免疫力を上げるいい機会だと思った方がいいと思います。感染症はコロナウイルスだけではないですし。

栄養素ではグルタミンも重要です。免疫細胞のエネルギー源となるのだとか。グルタミンはストレスがあると使われます。また、骨格筋のアミノ酸の約60%を占めます。なので、ストレスの多い人や運動をよくする人は意識してたくさん摂らないと、免疫細胞まで回らなくなってしまいます。

グルタミンは腸の粘膜も修復してくれるし、グルタミン酸とGABAはグルタミンから作られます。ここで注意が必要なのは、発達障害のある人は、鎮静系のGABAよりも興奮系のグルタミン酸に傾きやすいので、あまり過剰にグルタミンを摂ると、落ち着きがなくなったり、寝つきが悪くなったりすることがあります。サプリで大量に摂るようなことは避けた方がいいでしょう。

グルタミンを摂るのにおススメなのはボーンブロス。肉や魚など、骨付き肉を煮込んだスープです。消化しやすいので、あまりガッツリお肉を食べられない人もスープの形なら食べやすいと思います。骨髄が入っているので、貧血にもよし。炊飯器でも簡単にできちゃうので楽ちんです。野菜と一緒に入れてボタンを押すだけ。

冬にはもってこいのボーンブロス。この機会にぜひ免疫力アップを。