トートタロットって?
Naadではカウンセリングにタロットを使っています。
タロットというと、ライダー版(ウェイト版)が一般的ではないかと思います。私が使っているのは、トートタロットというもので、イギリスの神秘家、アレイスター・クロウリーによってつくられました。何といっても、弟子のフリーダ・ハリスによって描かれた絵が魅力的。ライダー版で用いられている正位置・逆位置という概念はありません。
私がトートタロットに出会ったのはもう四半世紀も前。
当時知り合いになった人が持っていて、リーディングをしてくれたのがきっかけです。リーディングの内容はどんなだったかまったく覚えていませんが、その魅力的な絵柄にすっかりまいってしまいました。あの絵を見てからでは、ライダー版の絵はちょっと物足りなく感じます。
それで、自分でもデッキを手に入れましたが、当時は日本語の解説書がなかったため、その人がくれた『Tarot: Mirror of the Soul』という洋書のコピーを見ながら使っていました。初心者向けのわかりやすい本で、カードごとにアファメーションもついています。
そんなふうに、その頃はタロットや占星術が大好きで、自分なりに本を読み漁ったりしていました。何しろ、子どものころからその手のものが大好きで、小学生のときには『ムー』が愛読書だったくらいですから(^^;)。
その後、30を過ぎて、精神的な発達が遅く、地に足のついていなかった私も、身体を壊すなどして、現実に向き合わざるを得ませんでした。それでヴィパッサナー瞑想を真剣にやるようになるにつれ、タロットや占星術のようなものに頼ってはいけないと思うようになりました。そうして、トートのデッキは押し入れの片隅にしまわれることになったのです。
それが数年前、ふと、再びタロットを手にしてみたくなったのです。長年瞑想をやってきて、確かにずいぶん変わったし、忍耐強くなりました。でも、思うようにいかない状況を冷静に乗り越える力はついても、その状況を積極的に変えていく方法がわかりませんでした。そう、積極的に自分の人生を変えてみたくなったのです。
それで、日本語で何かいい解説書はないかとAmazonで探してみたところ、『魔術師のトートタロット』というボリュームのありそうな本が出てきました。さっそく取り寄せてみると、なんじゃこりゃ、というほど奥深い。調べてみるとタロット教室があるというので参加することに。
実際には参加するまでに1年あったので、その間も自分なりに毎日毎日カードを引き、講座の2年間もひたすら毎日カードを引き続けました。それで思うのは、タロットというのはいい相談相手になるということ。自分で気づいていないこと、あるいは気づきたくないことも指摘してくれます。厳しい指摘はときには残酷に思えることもあるけれど、どうしたら抜けられるかのヒントもちゃんと与えてくれるのです。
自分が今どんな状態にあるのか、人生がどんな方向に向かっているのか。人生を切り開くためのお手伝いをしてくれます。
トートタロットを使ったホリスティックカウンセリングであなたも前に進んでみませんか。
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