海王星牡羊座時代のスピリチュアリティ― 癒しから行動へ

スピリチュアル, 占星術

海王星が完全に牡羊座入りしたのは1月下旬。2月中旬には土星も後を追って牡羊座に入り、牡羊座0度で海王星と土星がコンジャンクションになるという一大イベントが起きました。

海王星魚座時代は2012年頃から長らく続いていました。魚座の支配星は海王星なので、海王星は自らのホームポジションでまったりと過ごしていたわけです。この期間には、「スピリチュアル」という言葉が身近なものになりました。かつて「精神世界」と呼ばれていたものが、とってもポップなものになったのです。そんな海王星魚座時代が終わり、完全に牡羊座入りした矢先に、現実的な土星とコンジャンクション。「スピリチュアリティ」に対する姿勢を問われるものかもしれない、ということを別のブログに書きました。

ここ最近、日に日に増す世界各地での痛ましい報道に胸を痛めている人も多いかと思います。心優しい人ならなおさらでしょう。「ワンネス」を夢見る人にとっては、殺し合いという現実を突きつけられる厳しいものであるというのも、海王星×土星を表しているような気がします。厳しい土星先生はこう言うのです。「ワンネスなんてきれいごと言ったって、現実はこうだよ。どうすんの」と。

海王星魚座時代というのは、「癒し」を求めるのが当たり前になった時代でした。スピリチュアル好きでなくても、「癒される~」ということを誰もが口にするようになりましたし、ヨガ、マインドフルネスなどなど、癒し活動(?)がごく一般的なものになりました。

では、海王星牡羊座時代はどうなのでしょうか。

ふと思ったのは、カルマヨーガの時代なのではないか、ということでした。ヨーガ(ヨガ)という言葉は、多くの人がイメージする、体でポーズをとって行うものだけではありません。サンスクリット語の語根「yuj」に由来し、「結びつける」「結合する」あるいは「統合する」という意味です。これは、個人の意識と普遍的な意識の融合、あるいは身体、心、精神の調和ということです。精神的な修行を表しますが、さまざまな種類があり、知恵によって真理を探究するジュニャーナ・ヨガ、献身によって神と結びつくバクティ・ヨーガなどがあります。私はずっとインド音楽をやってきたのですが、これはナーダ・ヨーガと言います。「ホリスティックカウンセリングNaad」のNaad(ナード)はヒンディー語の発音です。

そしてカルマヨーガ。カルマとは「行為」という意味です。これは行為そのものを修行とするもので、結果への執着を手放し、利己心を捨てて、日々の役割や奉仕活動を純粋に行うことで精神性を高めます。「過去生のカルマ」というように、「カルマ=業」という方が一般的には知られていますが、「業」というのは、「行為」の結果だということです。

話は戻って、では争いの絶えない世の中にあって、どうすればいいのか。海王星魚座時代は、内面に向かうスピリチュアリティの時代でした。痛ましい報道に胸を痛めて癒しを求めたり、瞑想に励んだり、平和のために祈ったりする人も多かったと思います。瞑想、ヒーリング、癒し、共感。どれも大切なものだし、その流れが広がったこと自体は、とても意味のあることだったでしょう。でも、海王星牡羊座時代は、ただ祈るだけではなく、行動すること。大それたことをする必要はありません。この世の中に対して自分ができることを、日常レベルで、ちょっとずつ積み重ねていくことが大切なんじゃないでしょうか。勇気をもって小さな一歩を踏み出し、とにかく行動する。それが海王星牡羊座時代のスピリチュアリティではないかと思うのです。

では、あなたにできる小さな一歩は、何でしょうか。

ホリスティックカウンセリングNaad
あさぎ真那