「閒」と「#18 The Moon」
今年も残すところ、ひと月。
別のところでブログを書いていたので、こちらはすっかりご無沙汰になってしまいました。満月・新月のトートタロットメッセージも、リクエストをいただきながら、結局今年は書けずじまい。
今年は、前半に個人的に家族がらみで大変だったので、そのストレスのせいか、副腎疲労気味になってしまい、頑張らずにボヤっとしていた一年でした。一応、通常通り、仕事もしていたのだけれど、今年はこれをやったという記憶が特にありません。保護猫カフェに月1で遊びに行って猫と戯れたりとか、やたらと歌舞伎ばかり観に行っていたりとか、カツベン(活動弁士の語りによる昔の無声映画の上映会)の面白さを知っただとか、そんなふうにゆるゆるとやってました。訳そうと思っていた本も、なかなか進まず。
秋口くらいになって活力が戻ってきたので、池見陽さんの新しいフォーカシングの本を買って読み始めました。池見先生のフォーカシングのワークショップには3回ほど参加したことがあるので、そのときの復習。

フォーカシングって何かというと、からだに感じられる「感じ」(フェルトセンス)を言葉にしていく作業。怒りや悲しみといった、はっきりした感情そのものを扱うのではなく、最初は言葉にならない「感じ」に名前をつけ、それと対話していくのです。
池見先生のフォーカシングは独創的で、「漢字フォーカシング」というものもあります。「感じ」を漢字一文字で表す、というものですが、そういえばこれについては以前にブログを書いたことがありました。2022年の年末所感として漢字一文字で表したら、「深」だったのです。では、2025年はどんな年だったのだろうかと考えてみたところ、浮かんできた漢字は「間」でした。これは、先日に別のところで書いたブログの内容も影響しているかもしれません。でも、からだに訊いても、この字でしっくりくる感じ。
この「間」という漢字について調べてみたら、面白いことがわかりました。旧字では「閒」だったのだそうです。門のあいだから見えるものは太陽ではなく月だったんですね。そういえば、作家の内田百閒はこの「閒」の字を使っています。門のあいだに月…とぼんやり考えていたら、タロットの「#18 The Moon」にそっくりなことに気づいたのです。そういうことか!と。

このカードは二つの塔が門のようになっていて、そこに門番が立っています。これは真実の門。問われているのは、真実の自分になるか、偽りの自分のままでいるか。ここをくぐって行かなければいけないのだけれど、くぐるのは怖い。そんな不安感も表しています。それでわかったのです。「間」という漢字を選んだのは、移り変わりの狭間にいるのだということと、移り変わらなくてはいけないことに対して私は不安も感じているのだということです。師であるレオン・サリラ先生の本をあらためて読んでみたら、受講当時の次のようなメモ書きがありました。「人生の紆余曲折を経て成熟し、その知恵を通して新しい自分を育てる」
実は私、占星術的には、またひとつ大きな節目にさしかかっているのです。ソーラーアーク法で見ると、進行図の太陽-火星が出生図の天王星に近づきつつあります。天王星は変革の星。しかも私の出生図では、天王星はメジャーアスペクトがありません。心理占星術の大家、ノエル・ティル氏は、出生図でメジャーアスペクトのない天体は「出生図を持ち逃げする」ほど強力に働くと言っています(ちなみに、私の出生図では、水星も木星もメジャーアスペクトがないので、どいつもこいつも出生図を持ち逃げしたがっています(笑))。そして数年後には、2回目のサターンリターンのあたりで、トランジットの冥王星が太陽-火星の真向かいにくるのです。そうした意味で、今はのほほんとしていられる狭間の時期なわけですね。
天王星が太陽の上にやってくるのではなく、進行図の太陽(自分)が動いて天王星に重なるのですから、自ら変化を求めるわけです。「個性化」の時期。ならば、形から入ってみるのもよかろうと、ずっと代わり映えのしない髪型を変えようと思い立ちました。白いメッシュを入れて、天王星っぽく奇抜な髪形にしようと思って、美容院に行ったのですが、1回のブリーチでは白くはならないらしく、オレンジになってしまうとのこと。見本のオレンジ色の髪を当ててもらったところ、この上なく似合わない。長年担当してもらっている美容師さんにも「いや~、嫌な予感しかしないからやめたほうがいいですよ」と言われてしまい、私も同感だったので、メッシュはあきらめて、20センチほどバッサリ切ってもらいました。セミロングはほんとに久しぶりでスッキリはしたんだけれど、奇抜どころか、えらくフツーになってしまったという(笑)。
まあ、それはともかく。「#18 The Moon」のカードで地面の下にいるスカラベが持っているのは光の玉。眠っている可能性を表しますが、これは太陽でもあるのでしょう。それが表に出たがっている。でも怖い。そんなところでしょうか。
漢字フォーカシングから意外にもタロットに行きついたことに驚いたのですが、やはり、からだは答えを知っているということなのでしょうね。
来年はもうちょっとブログ書きます。はい。







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