眠れないのにはワケがある

からだ, こころ

ようやく涼しくなって、気持ちよく眠れるようになりました。

ところで、先日目にしたこの記事。不眠は辛いものですが、実は嫌な記憶を定着させないためなのではないかと一部では考えられているそうです。寝る直前に勉強をすると内容が記憶に残りやすいそうですが、それと同じ理屈で、嫌な記憶が新鮮に頭に残っている状態でぐっすり眠ってしまうと、その記憶が脳にこびりついてしまうということなのですね。

その日にあった嫌な出来事や、自分が取ってしまったまずい言動を振り返っては、寝る前に反芻してしまう、という人がよくいます。私も昔はよくやっていました。それでなかなか眠れなかったりしたんですが、その記憶が定着しないようにするためというのであれば納得です。寝る前に脳内反省大会をやるなんてもってのほか、と今ではわかっているので、自分へのダメ出しをするのではなく、「今日もよくがんばった。お疲れー」と労いの言葉を自分にかけるようにしています。その日に大したことはしていなかったり、ヘマをしてしまったとしても。自分へのダメ出しが癖になっていると、すぐにはできないかもしれませんが、練習すればできるようになります。ダメ出しを繰り返すことでできあがった脳の配線を新たにつなぎ直すような感じです。

寝不足で頭が上手く働かなければ、嫌な考えが頭の中を駆け巡るのを制御しづらくなるので、また眠れなくなるという悪循環に陥りがち。できるだけ幸せな心もちで眠りにつけるように工夫が必要ですね。カフェインは午前中に飲んでも意外と効果が残っているので、カフェインを抜いてみるというのもひとつの手ですよ。