遠くに出かけられないときはミクロの視点で楽しむ

植物

春になったら植物園に行きたいと思っていたのだけれど、あいにくどこも閉まっています。その代わりに散歩のときによそ様のお宅の花々を楽しんだりするのですが、猫の額ほどの我が家の庭にも目を楽しませてくれる花たちがいます。

ちょっと前に読んだ『まちの植物のせかい』という本に触発されて、植物のミクロな世界に少し注目してみることにしました。この本では、ソテツの葉っぱのくるくるだとか、ネジバナの花の中にある花粉塊だとか、ミクロな視点で植物を観察しています。

私はだいぶ近くが見えにくくなってしまったので(^^;)、そこまでつぶさに観察しないんですが、確かに、細かい部分に注目すると、同じ花でも違って見えてきます。たとえば、ラベンダー。

これは、品種はフリンジドラベンダーだったかなと思いますが、よく見ると小さい花がたくさんついていて可愛いですよね。上のふさふさの部分と色のきれいさしか気にしていませんでしたが。

でもこういう視点って、フラワーエッセンスについて考えるときには大切です。フラワーエッセンスでは、Doctrine of Signature(外徴理論)と呼ばれるものがあって、その花の色や形や生育環境などがその花の持つ癒しのエネルギーを表すと考えます。

そうした視点で考えると、ほかのラベンダーの品種では、こんな風に小さい花はついていないと思うので、フリンジドラベンダーには何か違ったエネルギーがありそうですね。小さい花がたくさん‥‥何でしょうね。

ちょっと調べてみたら、ラベンダーのフラワーエッセンスもいくつかあるみたいですね。敏感すぎる人によさそうです。メーカーによって違いがあるようですが、それが品種の違いからくるのかは不明です。というのは、写真はフリンジドラベンダー(学名:Lavandula dentata)なのに、学名がイングリッシュ・ラベンダーのものになっていたり。

つい話がマニアックになってしまいました。ほかにも庭を見渡して(見渡すほどの広さじゃないけど)みると、雑草もなかなか面白い。

毎年咲いて、可愛いので取らずにほったらかしているのがこちら。

その中に紛れて、今年から登場したのがこの子。

何ていう名前なんだろうと思って、画像検索してみたけれど、ランタナと間違えられてしまってわからずじまい。

もうひとつ、やはり今年から登場したのが、前から可愛いなと思っていたこの子。

ケシの一種なのだろうというのはわかるのだけれど、正式な名前を知らなかったので、画像でググってみたら、ナガミヒナゲシという名前だということがわかりました。

けれども、実はこの花、異常繁殖している外来植物で、アレロパシー作用があって、ほかの植物に悪影響を与えるのだそうです…。1個体から15万個の種子ができるとか(こちらを参照)。可愛いと思っていただけに、なかなかショッキングです。ご覧の通り、結構フォトジェニックなんですけどね。

そして、今年もクレマチスがたくさん花をつけてくれそうです。相変わらず、剪定をほとんどしていないので、みっともない形になっていますが。楽しみだなあ。