きれいな花には毒がある

ハーブ, , 植物

もうすぐ日本のハーブセラピストの試験があるので、目下勉強中。先日、参考図書の『日本医療史』を図書館に借りに行ったら、面白そうな本を見つけてつい借りてしまいました。『世界毒草百科図鑑』。日本のハーブの講座の内容には毒草も16種出てくるので、その勉強にももってこい。何よりも、表紙の植物画の美しさに惹かれたのでした。

同じ出版社から『世界薬用植物図鑑』という本が出ているので、そのシリーズもので、図鑑だから植物をずらっと並べて解説している本かと思ったのですが、それよりもずいぶん大判です。

開いてみてびっくり。単なる図鑑ではありませんね、これは。毒性成分の詳しい説明から、標的となる部位の解剖学的な説明まで。ものすごく勉強になる本です。化学構造式も載っているし、ハーバルプラクティショナーの勉強のときに欲しかった。読み応えたっぷりなので、時間がかかりそう。写真も美しいので、ビジュアル的にも楽しめる。薬学博士の船山信次さんが監修されているので、内容も信頼できます。プラクティショナーの内容も忘れかけているので、復習も兼ねて、そのうちにきちんと買おう。

それにしても、毒草ってきれいですね…。動くことのできない植物は、自らを守り反撃するために毒を作るってことだけれど、こんなに美しい姿だと、ついつい近寄っていってしまいそう。

これを書いている今は、久々に毒物のお世話に。ずいぶん減ったカフェイン摂取が、いただいた美味しいコーヒーのおかげで、またちょっと飲むようになってしまっています。今日は大好きなキーマン紅茶です。いかん。カフェインは立派な毒なので。一時的にしゃっきりしますが、コルチゾールを無駄遣いして、結果的に枯渇すれば、ストレスに弱くなるし、低血糖になりやすくなります。そうすると、だるさから脱するために、またカフェインでドーピングという悪循環。やっぱり毒なのだなあ。

こんな怪しげ(妖しげ)な本にやたらと惹かれてしまうのは、私のホロスコープで影響力を放っている8ハウス冥王星のせいでしょうかね…。