からだ, ハーブ, 日々の工夫

暑い日が続きますが、マスクをするとさらに暑いですね。

先日、メディカルハーブ協会主催の「免疫とハーブ」というテーマのオンラインシンポジウムがありました。

そのときに、理事長の林先生のお話の中で、感染制御のための精油がいくつか挙げられていました。当然、ユーカリなどの抗ウイルス作用のあるハーブが挙げられていたのですが、その中に青森ヒバもありました。なんと、青森ヒバは抗ウイルス作用があるだけじゃなくて、IgA(免疫グロブリンA)の分泌誘導作用もあるのだとか。調べてみたら、動物実験のレベルですが、確かに論文がありました。

免疫グロブリンにはIgM、IgD、IgG、IgE、IgAの5種類あって、IgAによる免疫応答誘導が起こるのは、経鼻~鼻腔・扁桃・上気道だそうです。つまり、オイルマッサージによる経皮吸収ではあんまり意味がなくて、鼻から吸い込まないといけないわけですね。

青森ヒバに含まれるヒノキチオールという成分がIgAを分泌を誘導するのですが、亜鉛イオンが細胞に流れ込むことを可能にすることによって、RNAウイルスの複製機構を阻止してウイルス増幅を阻害するのだそうです。COVID-19ではまだ研究論文はありませんが、同じくRNAウイルスであるSARSでは有効性が検証されています。ちなみに、ヒノキチオールという名前でも、国産ヒノキにはヒノキチオールは少ししか含まれていませんのでご注意を。

ここでふと思ったのですが、亜鉛イオンが細胞に流れ込んで、ということなので、そもそも亜鉛不足であれば、あまり意味がないのかも。現代人は亜鉛が不足しがちです。免疫グロブリンはタンパク質だから、タンパク不足でもダメ(IgA抗体の材料はグルタミンとビタミンA)。上皮細胞の奥にあるコラーゲンもウイルスの侵入を防ぐのに役立っているそうで、コラーゲンもタンパク質でできていて、つくるにはビタミンCと鉄が必要。結局は、小手先でどんな対策をしようが、栄養状態が整ってないとね、ということなのだなあと。やっぱり栄養状態は大切なのだと、いつものごとく思ってしまうわけです。

ところで、ペストが流行った中世ヨーロッパでは、医師は鳥みたいなマスクをつけていたそうですね。

なんで先がとがっているのかというと、先の部分に薬草などを詰めていたようです。

さすがに現代ではこの格好は…ですが、マスクに青森ヒバの精油のスプレーをするのはよいかなーと思います。万人に受け入れられやすいさわやかな香り。真夏にマスクをする鬱陶しさも軽減。ぜひお試しを。

ハーブ, 占星術,

現代でもインドのアーユルヴェーダなどでは占星術を取り入れているようですが、西洋でもかつては占星術は医学の一部でした。医学と占星術との関連は、エジプトのヘルメス思想の「As above, so below(上なるものは下なるもののごとし)」という考えに基づいていて、人間は宇宙(大宇宙)の縮図(小宇宙)とみなすことによるそうです。

昔は薬草を使っていたわけですが、ハーブ自体も天体や星座に対応させていました。一日の時間も1時間ごとに天体と対応づけていたのですが、そのハーブに対応する天体が支配する時間帯に採取するのがよいとされていたそうです。その植物の力が最も高まると考えられていたんですね。

ハーブを天体に関連づけるって、いったいどうやって?と不思議に思いますが、その植物の性質や生育環境などに基づくようです。たとえば、17世紀のイギリスの占星術師、ウィリアム・リリーによると、赤みを帯びていて、葉の先端が細くとがっているハーブは火星に対応するとか。ネトルなどがこれに当たります。辛味のあるハーブも火星対応で、マスタードシードなどがあります。金星に対応するのはいい香りがするハーブ。金星といえば、美と愛の女神ヴィーナスやアフロディーテが司っているので、ドクダミなんかは金星対応ではなさそうですよね(笑)。

土星に対応するものは毒性のあるものが多いようです。以前に記事に書いたトリカブトは、同じく17世紀のイギリスのハーバリストで占星術師でもあったカルペパーによる分類には見当たらなかったのですが、ウィリアム・リリーは土星に分類していました。

でも、昔は土星までしか使わなかったので、天王星、海王星、冥王星とは対応づけられていなかったわけです。この3つのトランスサタニアンの天体も考慮に入れれば、ケルベロスのよだれからできたとされるトリカブトはやっぱり冥王星の方が相応しいんじゃないかとも思うのだけれど。そう考えると、ケシも土星に分類されているんですが、幻覚作用があるから、海王星の方がしっくりきます。

ハーバリスト、カルペパーの名前は、ハーブやアロマを勉強している人なら、歴史のところで必ず出てくるので、聞いたことがあるかと思います。どういう人物なのかはあまりよく知られていませんが、37歳で幕を閉じたその短い生涯は波乱万丈で、「赤ひげ」のような魅力的な人物だったようです。短命だったにもかかわらず、数多くの著書や翻訳書を残し、数百年経った今でも読み継がれている本もあるわけだから、偉業を成し遂げたわけです。当時ラテン語で書かれていた薬局方を英語に訳して誰でも読めるようにして一般人が自分で薬草を使えるようにしたのも、大きな功績ですよね。興味がある方は『占星医術とハーブ学の世界』をぜひ読んでみてください。ハーブに興味がある人にも、占星術に興味がある人にも、どちらにとっても奥深い本です。西洋医学って、そもそもはホリスティックだったんだなあとしみじみ思った一冊です。

ハーブ, 植物, 雑記

昨日は久しぶりにお能を観に行ってきました。演目は『羽衣』。羽衣を漁師に取られた天女が、返してもらうのと引きかえに舞を舞って月に帰っていくという幻想的な内容です。夢幻能と呼ばれるお能では、この世のものではない存在が必ず出てきます。お能に特徴的な舞台の橋の部分は、あの世とこの世の架け橋なんだそう。

お能の前にはたいてい狂言が演じられます。厳かな雰囲気のお能と違ってコミカルです。今回の演目は『附子(ぶす)』でした。猛毒の附子の入った容器を絶対に開けないように、と主人に言われて留守番をさせられた家来二人が、好奇心に負けて開けてしまうどころか、味見までしたところ、なんと美味。それは当時貴重だった砂糖なのでした。すっかり平らげてしまった二人。どうしようかと考えた挙句、主人の大切な掛け軸やら茶碗やらを壊して、そのお詫びに毒を口にして死のうと思った、と言い訳するというオチ。

さて、この「附子」って何でしょう。


「ぶし」とも呼ばれる、猛毒の植物、トリカブトのことです。附子にはアコニチンという毒性の成分(アルカロイド)が含まれ、呼吸困難や心臓発作を引き起こしますが、修治という特別な処理を施すことで生薬としても使われます。「麻黄附子細辛湯」のように、漢方薬の名前の一部に入っています。附子は、鎮痛、抗リウマチ、強心などを目的として使われるようです。

歌舞伎では、『東海道四谷怪談』でお岩さんが飲まされたのも附子ということになっています(だからあんな顔になってしまったといういきさつは、歌舞伎を見て初めて知りました)。

「ブス」という言葉も、附子によって神経が麻痺して無表情になることに由来するという説もあります。

英語ではmonkshood。僧侶の (monk’s)かぶりもの(hood)という意味ですが、そう言われてみると、花の形は修道士のかぶりものみたいにも見えてきますね。

ギリシャ神話では、3つの頭をもつ冥界の番犬、ケルベロスのよだれから生まれたということになっています。ケルベロスはトートタロットでは「#9 The Hermit」に描かれています。

ホメオパシーでもアコナイトという名前でレメディが作られています。よく使われるレメディで、不安や恐怖、風邪の初期症状に使われるそうです。

では、フラワーエッセンスはあるのかというと、FESフラワーエッセンスにmonkshoodの名前でありました。霊的な能力が開花するのを恐れてそうした能力を抑圧したり、トラウマや虐待によって霊的能力が麻痺した状態に用いるそうで、ポジティブなスピリチュアリティが育つようです。

トリカブトって、そのまま使えば猛毒ですが、そのエネルギーは深いものなんですね。ハーバルアストロロジーでの対応はやっぱり冥王星なのかな?と想像が広がっちゃいます。

ハーブ, 植物, 雑記

ここ数年、6月になるとリンデンの花を見に行くのが年中行事のようになりました。

今年もそろそろ咲く頃かと思って、飯能の薬香草園に見に行ってきました。ちょうど満開。

リンデンは精油も手に入りますが、やはりフレッシュの香りがいちばん。とても優しい香りです。

先月の終わりに行ったときはまだつぼみでした。

不眠によいとされるリンデン。ドライハーブも手に入るので、寝つきが悪いときにはぜひお試しを。カモミールやオレンジフラワーとのブレンドもおすすめです。

薬香草園のガーデンではエキナセアもちょうど見頃でした。


薬香草園はハーブガーデンが見事なほか、めずらしいハーブの苗も買えるし、レストランもあります。ラベンダーのソフトクリームも。ぜひ一度足を運んでみてください。

からだ, ハーブ

ちょっと前に仕込んだハーブのチンキ剤ができました。免疫力を高めてくれるエキナセアとトゥルシー(ホーリーバジル)です。

エキナセアのチンキ剤は、毎年冬になる前に仕込んで、風邪の予防に摂っています。今年の冬の分はもうとっくになくなってしまったのだけれど、こんなご時世なので、また作りました。

作り方は簡単です。煮沸したビンにエキナセアの乾燥ハーブ4gを入れて、ホワイトリカーかウォッカを100mL入れるだけ。ビンは冷暗所に2週間から4週間置いておきます。長く浸けるほどいいというわけでもなく、4週間以上は置かないほうがいいそうです。4週間経ったら、濾してください。コーヒーフィルターを使うと棄てるのも楽です。

私は冬のあいだ、このチンキ剤を朝晩ティースプーン1杯、白湯に入れて飲みます。そのせいか(栄養療法で栄養状態が良くなったせいもあるけれど)、この3年、風邪らしい風邪を引いていません。

このチンキ剤の摂取期間は、ドイツでは8週間以内と規定されているそうです。エキナセアはキク科の植物なので、ブタクサなどのキク科アレルギーがある人は、花粉が入っている場合はアレルギーを起こすかもしれないので、要注意。また、自己免疫疾患のある人も、様子を見ながら摂った方がいいかもしれません。『メディカルハーブ安全性ハンドブック』によると、免疫が上がりすぎると自己免疫疾患が悪化するのではないかというのは理論上のことで、実際に関連性を裏付けるデータがあるわけではないそうです。

エキナセアは、ほんの少しスパイシーなので、お茶パックに入れて、スープに入れても美味しいんですよ。

トゥルシーは、アーユルヴェーダで万能薬と言われているハーブ。免疫力も高めてくれるし、アダプトゲンハーブ(ストレスへの抵抗力を高めてくれるハーブ)でもあるので、あまり外に出られなくてストレスが溜まっている場合にもピッタリ。

チンキ剤の方が断然、薬効はあるのですが、お茶としても美味しいハーブです。最近は日本産のものも手に入って、香りがとてもいいです。チンキ剤にするなら、iherbなどで手に入るインド産のものでも十分。トゥルシーのアロマオイルも癒される香りですよ。そろそろ苗も出回る時期なので、摘みたての生葉のお茶も楽しめますね。

意外と知られていないトゥルシーの効果は、血糖調節作用。なので、糖尿病薬を服用している人は血糖値が下がりすぎることがあるので、医師と相談の上、血糖値を測定しながら様子を見るのがいいでしょう。これは、『メディカルハーブ安全性ハンドブック』にも記載されています。

チンキ剤は一度作れば1年はもつので、便利ですよ。この機会にまとめて作ってみませんか。

からだ, ハーブ

まだまだコロナウイルスの話題が連日トップで報道されますね。

いちばんの対策は免疫力をアップすることだと思うのですが(オーソモレキュラー療法的な考えによるサプリメントを使った対策はこちらを参照)、アロマテラピーでも予防ができます。

コロナウイルスに対しての効果が証明されているものはまだないでしょうけど、抗ウイルス作用のあるアロマオイルはいくつかあります。

値段もお手頃で手に入りやすいものとしては、ティートリーとユーカリでしょう。アロマポットで芳香浴をすれば、家族間の感染の予防になります。エタノールと水と混ぜてスプレーを作って、マスクに吹き付けることもできます。

ユーカリは、いちばんポピュラーなのはユーカリ・グロブルスですが、香りがきつすぎてダメという場合は、ユーカリ・ラディアータを試してみるといいと思います。グロブルスより香りが少しマイルドです。

ティートリーは抗ウイルス作用だけでなく、免疫賦活作用もあるので、ウイルス対策の強い味方です。私はいつも、冬のあいだは、人混みに出かけた日の夜には、ティートリーのバスソルトをお風呂に入れています。大さじ1杯の天然塩にアロマオイルを数滴垂らすだけ。それを浴槽に入れて、よくかき混ぜてください。

予防のためにできることはたくさんあるので、情報に振り回されて不安にならないようにしましょう。

個人的には、楽しみにしていた歌舞伎公演が中止になってガッカリ。菊之助の知盛観たかった…(:_;)。

からだ, ハーブ, 分子栄養学

連日、新型コロナウイルスのニュースが流れてきて、不安になっている人も多いかと思います。中国の様子を映像で見ていると、日本もあんな風になったらどうしよう、と恐怖にかられることもあるでしょう。でも、心配しすぎは免疫力を低下させます。

日本では、対策として言われるのはマスクの着用や消毒などがほとんどですが、それでは十分ではないとも言われています。免疫力を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。マレーシアでは医師会の会長さんが、免疫力を高めることが重要で、それにはビタミンをはじめとした栄養素が欠かせないと言っているそうです。その記事はこちら

この記事では、医師会会長が「免疫系が強ければ、ウイルスや細菌の感染リスクが低下し、感染した場合でも回復が早い」と言っています。そういえば、日本のメディアで、医師がそう言っているのをあまり聞いたことがありません。免疫力を高めることが重要なのはごくごく当たり前のことだと思うのですが、医師がそれを具体的に言わないのは不思議です。

免疫力を高めるには、心配しすぎないことも大切ですし、睡眠も大切です。そして何よりも大切なのは栄養状態です。

この会長さんは、特にビタミンCが不足すると感染しやすくなると言っています。次に重要なのが、免疫系の生化学反応のサポートに欠かせないビタミンB6、その次が抗酸化作用の強いビタミンE、としています。

もちろん、これだけ摂ればいいってわけではなくて、免疫系がしっかりと働くにはほかのビタミンやミネラルも大切です。粘膜を強化するにはビタミンAが重要。それに、心身をまともに機能させるにはタンパク質もしっかり摂らないといけません。つまり、日頃から栄養状態を整えておくことが大切なのですね。

日本オーソモレキュラー医学会もビタミンCの重要性を訴えています。摂取量の目安として3g、そのほかに、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛、セレンを挙げています。記事はこちら

ちなみに私はここ3年ほど風邪らしい風邪を引いていません。引いたかな、と思ってもあっという間に治ってしまいます。ちなみに、インフルエンザも、ワクチンを打ったこともなければかかったこともありません。ビタミンCは普段から毎日3gサプリメントで摂っているし、その他のビタミンやミネラルもサプリメントで補充しています。タンパク質もしっかり摂るようにしています。

あと、免疫力アップにおススメなのがエキナセアというハーブです。私は毎年冬になる前にこのエキナセアのチンキ剤を作って常備。これを毎晩小さじ1杯、白湯に入れて飲んでいます。

作り方は簡単。煮沸したビンにエキナセアの乾燥ハーブ4gを入れ、100mLのウォッカかホワイトリカーを注ぐだけです。これを2週間から4週間そのままにしておくと出来上がり。1年はもちます。4週間より長く浸けると効果が薄れるらしいです。また、チンキ剤を連続的に摂ってもいいのは8週間です。

エキナセアはAmazonなどでも買えますし、サプリメントはiherbで買うとお得です(紹介コードが必要な方は「BBF422」を使ってください)。

新型コロナウイルスはインフルエンザと同じく、濃厚接触で感染するそうですが、寝不足が続いていて、ろくな食事をしていない、そんな状態で接触したら大丈夫でしょうかね?

さまざまな情報に不安にならずに、現実的に対処しましょう。

からだ, ハーブ

先日、メディカルハーブの学術フォーラムがあったので、遊びを兼ねて関西に行ってきました。去年東京でもやったセミナーなのだけれど、都合悪くて参加できなかったので、この機会に。

内容はだいぶ高度でしたが、勉強している分子栄養学にも通ずるところがあったので、とても勉強になりました。

私が特に興味があったのは、食品・ハーブと医薬品の相互作用。相互作用についてはメディカルハーブの講座でも多少習うのですが、今回のセミナーではかなり細かい資料が配られました。

ハーブというと、自然のものだから安全だと思っている人も多いと思います。私もまったく知識がなかった頃はそう考えていましたが、勉強を進めるにつれて、結局は化学物質なのだから、薬にもなれば毒にもなるというのがよくわかってきました。実際、自然の植物から単離された物質が基となっている薬剤も多いのですから。アスピリンは合成薬ですが、基になったサリチル酸がセイヨウナツユキソウから単離されたことはよく知られています。

そういうわけで、薬に飲み合わせがあるように、ハーブと医薬品にも気をつけなければならない飲み合わせがあります。よく知られているところでは、グレープフルーツジュースは小腸粘膜の薬物代謝酵素の働きを阻害するため、ニフェジピンなどの降圧薬の作用が強く出すぎるとか、セントジョンズワートは逆に、肝臓の薬物代謝酵素の働きを高めるので一部の薬剤の効果が弱くなってしまうとか。セントジョンズワートは薬物を排出するP-糖タンパク質も誘導します

このセントジョーンズワートとの相互作用がある薬剤というのは、授業では6種類(インジナビル、シクロスポリン、ワルファリン、ジゴキシン、テオフィリン、経口避妊薬)と習ったんですが、今回の講座の資料には、こんなにあるの、ってくらい多くの薬剤名が載っていました。ちょっと鬱っぽいけど、薬を飲むほどではないから、セントジョーンズワートならハーブだから安心で手軽、と思いそうですが、何らかの薬を服用している場合は注意が必要かもしれません。気になる方は、データベースで調べてみるといでしょう。

今回初めて聞いた話でおやっと思ったのは、ローズヒップにはサンチンオキシダーゼ阻害による尿酸産生抑制作用があるということでした。つまりは、痛風にいいのですね。私は尿酸値がだいぶ低いのですが、ローズヒップをやたらと飲んでいる(ビタミンC目的)せいもあるのでしょうかね。尿酸には抗酸化作用もあるそうなので、あまり低いのもよくないのだと思いますが。でも、ローズヒップには抗酸化作用があるので相殺されるかな?これについての論文の抄録がありました(このPDFのいちばん最後)。

あと、面白かったのが、遺伝子多型とハーブ-医薬品相互作用。遺伝子多型というのは、人口の1%以上にみられる遺伝子の変異のことです。分子栄養学を勉強していると代謝酵素に関連する遺伝子多型の話が出てくるので知ってはいましたが、ハーブに関しても研究が進んでいるんですね。セミナーではイチョウ葉とオメプラゾールというプロトンポンプ阻害薬との相互作用について少しお話がありました(論文の抄録はこちら)。遺伝子多型があるかないかで、効果が全然違ってきちゃうそうです。

がんの治療では遺伝子検査で調べて薬剤を選ぶということも始まっていますが、ほかの分野でも早く導入されるといいなと思います。特に、不足しやすい栄養素がわかるといいですよね。生きているうちに一度は(データは変わらないから一度やればいいので)受けてみたいなぁと思う今日この頃です。

関西ではもちろんしっかり遊んでも来ました(^_^)v

朝一の人気のない鞍馬は最高
大阪と言えば、私はこれ

ハーブ, 分子栄養学, 発達障害

先日、先月に受けたハーバルプラクティショナーの試験結果が届きました。「合格」とあってホッ。なかなか難解な試験なのですけど(少なくとも私にとっては)、特に高校時代に化学の苦手な私には大変でした。生物はわりと得意だったので、シニアセラピストまではそれほど勉強に苦労しなかったんですが、今回は化学構造式がバンバン出てきたので、それだけで四苦八苦です。

なんとかクリアできたわけですが、ふと気づいたことがありました。高校の頃は意識していませんでしたが、実は当時、「カタカナ」が苦手だったんです。漢字もアルファベットも大丈夫なのに、カタカナとなると途端に覚えが悪くなってしまう。ひらがなはどの文字も個性があって(?)覚えやすいのに、カタカナは何だかどれも同じように見えてしまって、所々文字が入れ替わって覚えてしまうのです。「スフィンゴリン脂質」が「スフィゴンリン脂質」になってしまったりとか。

これは世界史も同じで、「アウグスティヌス」が「アウグスティスヌ」になってしまったりだとかして、あまり得意な科目ではなかったのです。解決策としては、化学も世界史も受験科目としては選ばなかったので、何とか切り抜けました。後に私は30代半ばでアスペルガー症候群の診断を受けるのですが、学習障害と併発することも多いので、もしかしたらカタカナに限って問題が起こるというのは、軽度の限局性学習障害に当たったりするのかなとも思ったりします。

それでも、この歳になって、気がついたらその問題をクリアしていたわけです。脳はいくつになっても発達するんだなーとしみじみ思いました。

数年前に栄養療法のことを知って、勉強しながら自己改善に取り組んできたんですけど、脳の働き具合も栄養状態で大きく変わるというのを実感しています。

これまで、DHAとEPAが一緒に入ったサプリを飲んでいたのですが、EPAが体内でDHAに変換される率は意外と低いということを知って、DHA単体のサプリメントも摂るようになりました。そうしたら、頭脳労働をしていても頭が疲れにくくなったようです。試験に合格できたのも、もしかしたらそのおかげかも?

からだ, ハーブ

ずいぶん寒くなってきましたね。
冬ももうすぐ。  

冬が近づいてくると、毎年エキナセアというハーブのチンキ剤を仕込みます。  
エキナセアはたくさんの品種がありますが、薬用に使われるのは「Echinacea purpurea」という品種。免疫力を高めるハーブで、風邪の予防や引き初めに飲むと免疫力を上げてくれます。お茶でも十分なのですが、チンキ剤を作っておくと、お茶を飲みたい気分じゃなくても、少量の白湯に入れてサッと飲むことができます。チンキ剤は1年もつので便利。  

チンキ剤の作り方は簡単で、煮沸したビンにエキナセアの乾燥ハーブ4gを入れてウォッカかホワイトリカーを100mL注ぐだけです。
これで2週間から4週間、冷暗所に置いておきます。
4週間より長く浸けすぎると逆に効果が薄れるらしいので、忘れないようにスケジュール帳などに書き込んでおくといいでしょう。 濾すときにはコーヒーフィルターを使うと、そのままパッと捨てられるので楽です。

このチンキ剤を連続的に摂っていいのは最長8週間だそうです。
そのほかの注意点としては、エキナセアはキク科のハーブなので、キク科アレルギー(ブタクサなど)のある人は、製品に花粉が入っている場合は反応するかもしれないので要注意です。  

私はこのチンキ剤を飲み始めて3年ほど、風邪らしい風邪を引いていません。風邪を引いたかな、と思ったら、ローズヒップと生姜のお茶にエキナセアのチンキを入れてしばらく飲むと治ってしまいます。ローズヒップのビタミンC含有量はレモンの20倍から40倍。それと、お風呂にはティーツリーのバスソルト。ティーツリーには抗ウイルス作用があり、白血球も活性化してくれます。  

エキナセアはほんのちょっとスパイシーな風味があるので、スープに入れてもよさそうです。同じく免疫アップのマイタケを入れたスープも美味しそう。

 風邪薬のお世話にならないように、ハーブの力を活かして元気に冬を過ごしましょう。