ホメオパシーとフラワーエッセンス、ドロセラとサンデュー

からだ, フラワーエッセンス, ホリスティック, 分子栄養学, 植物

 

秋口に空気が乾燥し始めると、私は夜中に咳が出ることがあります。空気を吸うと、のどに何かが引っかかったような感じがして咳き込むのです。鼻の中も乾燥しやすくなってきたし、また上咽頭炎が出てきたかな、と治療を受けに行くことにしました。

以前にも書きましたが(こちら)、上咽頭炎とは「のどちんこ」の奥にある部分に起きる炎症です。視床下部にも影響します。また、炎症があると、それを抑えるために栄養が大量に使われてしまうのです。その上咽頭炎に有効なのが、塩化亜鉛を塗った綿棒で炎症箇所をこするBスポット療法。いたってシンプルな治療法ですが、その痛さときたら。

1年ぶりに治療を受けて、やっぱり痛いの何のって。でも、それほどひどくはなかったようで、綿棒に血はそれほどついていませんでした(上咽頭炎があると、綿棒に血がつくのです)。痛い思いをして治療を受けたのに、1日経つとやっぱりのどのイガイガ感が復活。

それで思い出したのが、数年前にホメオパシーレメディを摂って良くなったこと。「ドロセラ」というレメディです。さっそく取り寄せて試してみたら、ピタリと止まりました。ホメオパシーレメディは好転反応がしんどい場合もあるので、あまり使うことはないんですが、ドンピシャで効けば、やっぱり役に立つなと。

ドロセラはモウセンゴケ科の食虫植物です。主に百日咳に使われます。久々に『ホメオパシー大百科事典』で調べてみると、「咽頭に鳥の羽根や菓子のかけらが引っかかっているような感じがし、それが咳を引き起こしている場合もある」とあって、私の症状にぴったりです。ほかにも、不安感があって落ち着きがない場合や、子ども行動障害にも使われます。

ここでふと気づいたのが、一般名がサンデューということ。サンデューはオーストラリアン・ブッシュフラワーエッセンスにもあります。でもフラワーエッセンスの場合は、夢見がちで物事に集中できないときに使う、グラウンディングのエッセンスです。同じ植物なのに、ホメオパシーとフラワーエッセンスでは効能が違うのか、面白いなと思ったのですが、よく見ると、学名がちょっと違いました。ホメオパシーレメディは「Drosera rotundifolia」、フラワーエッセンスは「Drosera spathulata」。果たして、この効能の違いが品種の違いによるものなのか、ホメオパシーとフラワーエッセンスの違いなのかはわかりません。でも、植物の力はすごいなと改めて実感したのでした。