ストレスと謎の耳づまり

からだ, こころ, 分子栄養学

このところ、「耳が詰まる」「耳鳴りがする」けれど原因がわからないといった話を何人かから聞いて不思議に思っていたのですが、タイミングよく、分子栄養学でこのテーマを扱っている動画を視聴する機会がありました。耳管開放症というのだそうです。

耳管開放症を体験する人は結構多いらしく、自然に治る人もいるようですが、検査をしても異常が見つからないことがほとんどで医師も気づかないことがあるのだとか。年齢を問わず見られ、女性の方が多いそうです。

耳管開放症は耳管が開きっぱなしになってしまう状態。原因は、ダイエット、過労、睡眠不足、運動、中耳炎、手術、妊娠、ピルの服用、薬の副作用、透析など。耳が詰まった感じや自分の声が響くといった症状のほか、耳鳴り、めまい、難聴などが起こることもあります。夕方から悪化することが多いそうです。

一方、耳管が塞がれたり狭くなったりするのは、耳管狭窄症。風邪、アレルギー性鼻炎、上咽頭炎などにより耳管の開放部が炎症を起こして閉まってしまいます。

症状が強い方の耳を下にすると、耳管狭窄症ではうっ血するので症状が悪化しますが、耳管開放症の場合、血流がよくなるので症状が軽快します。

耳管開放症も耳管狭窄症も、耳管そのものに問題がある(器質的疾患)わけではなく、耳管を開け閉めする機能の問題(機能的疾患)です。どちらも自律神経失調症を伴うことがありますが、自律神経失調症の症状のひとつとも考えられます。

耳管開放症の治療法には、ルゴール塗布、生理食塩水点鼻、鼓膜パッチ療法、耳管ピンなど、いくつかあるようですが、どれも根本的な解決にはならないそうです。

動画では「鼻うがい」や「爪もみ」が紹介されていました。耳管は上咽頭につながっているので、鼻うがいは上咽頭炎に有効です。上咽頭には副交感神経の主体である迷走神経が通っているので、上咽頭炎が起こると自律神経がおかしくなります。本当は、上咽頭に塩化亜鉛を塗布する上咽頭擦過療法(Bスポット療法)がいいのですが、何しろ痛いので…。それが嫌であれば、自宅でぬるま湯に塩を溶かして0.9%の食塩水を作って、鼻うがいすることもできます(100円ショップで売っている病人用の「吸い飲み」でOK)。本格的にやってみたい場合は、「サイナス・リンス」や「ミサトールリノローション」を使ってみるといいでしょう。

爪もみは、爪の生え際のマッサージです。すべての指をそれぞれ10秒ずつ、1日3回揉みます。ここは「井穴(せいけつ)」という自律神経のツボがあって、なんと、磁石のツボ押し専用器具を発見!耳にも自律神経のツボがあるので、耳もみもいいですよね。温冷浴も自律神経を整えると言われています。

あとは、激しい運動を避け、睡眠をしっかりとること。交感神経を刺激するカフェインもできるだけ避けることです。低血糖にならないように注意することも必要。血糖値を上げようと、アドレナリンが出やすいからです。動画では、副腎疲労も少なからず関係しているのではないかとのことでした。ストレスが多いなら、副腎疲労気味の可能性は大きいですよね。こちらの記事も参考にしてください。

問題は、何がストレスになっているかです。以前に書いた以下の記事もぜひご参考に。