からだ, 分子栄養学

先日に受けた市の健診の結果が送られてきました。どの項目も基準範囲内なので、以前は大して関心がなかったのですが、分子栄養学の勉強を始めてから、この血液検査データが情報の宝庫だということを知り、毎回結果を受け取るのが楽しみになりました。

今では、年に1度は分子栄養学クリニックで詳細な血液検査を受け、それ以外に、項目の少ない市の健診も受けているので、年に2回、血液検査を受けていることになります。その結果に応じて、食事内容やサプリの種類や摂取量を調整しています。

私の手元には、10年前からの市の健診データがあります。何となくとっておいただけのものなのですが、よくぞとっておいた!と自分を褒めたくなるほど貴重です。分子栄養学の観点からあらためて見返すと、面白いことがわかるのです。

私が分子栄養学に興味をもったのは5年ほど前で、それ以前は、実はベジタリアンでした。菜食しているし、健診の結果も問題ないから健康的、そう思っていたのですが、実際のところは、体力がなく、メンタルも不安定で、疲れやすいのが悩みでした。

当時の血液検査データを今見てみると、項目が少なくても、その体調の悪さが反映されています。たとえば、AST(アスパラギン酸アミノ基転移酵素[GOT])・ALT(アラニンアミノ基転移酵素[GPT])という項目。10年前のデータでは、それぞれ17と8でした。一般的には肝機能の指標なので、当然まったく問題ありません。でも、分子栄養学的には、違った見方ができるんです。

AST・ALTは肝臓に多く含まれる酵素で、肝細胞が傷つくと血液中に漏れ出すので、一般的には肝機能の指標。けれども、酵素というのはタンパク質でできているので、この値が低い場合は、タンパク質不足と考えることもできるのです。また、これらの酵素はアミノ酸の変換やタンパク質合成にかかわっているので、数値が低ければ、タンパク質合成も十分にできていないということも考えられます。当時は、運動しても筋肉がつかない、と思っていましたが、そもそも材料が少なければ、筋肉が作られないのは当たり前。

分子栄養学では、この2つの値はどちらも20くらいが理想的とされています。そして、ASTよりALTが2以上低い場合は、補酵素であるビタミンB6不足が考えられます。ビタミンB6は腸内細菌によって作られるので、腸内環境が悪いことも推測できます。また、ビタミンB6が少なければ、ビタミンB群が全体的に少ないとも言えます。ちなみに、肝脂肪があるとASTよりがALTが高くなるのですが、肝脂肪とB6不足が同時にあると相殺されるので、一見バランスよい値に見えるので要注意。

それから、ALTは低血糖の際にアミノ酸から糖新生を行うのにも使われます。つまり、この値が低ければ、低血糖が頻繁に起きていて消耗していたり、糖新生ができなくてさらに低血糖に陥ったりします。

ビタミンB群は神経伝達物質の生成に必要なので、不足すればメンタル状態も悪化しますし、低血糖もメンタルを悪化させます。実際、私も当時はメンタル状態は悪く、瞑想をして何とか保っていたようなものでした。だから、今しみじみ思うのは、瞑想者やスピ系の人でベジタリアンというのは注意が必要だということです。瞑想や菜食で心は清らかになるんだけれど、ストレスにはすごく弱くなるという。大豆はアミノ酸スコアは低いので、やっぱりそれだけでは無理があるのではと今では考えています。

さて、その後栄養療法を始めて、5年前のデータではどちらも19。いい感じです。一時期、ナイアシンサプリの影響でASTが28まで上がってしまったので、ナイアシンアミドに替えたら、下がりました。

去年の数値は21と13で、アミノ酸をサプリで摂っていて、相対的にB6が不足してるのかなと思ったので、B6の量を増やしました。今年は24と19。アミノ酸の量を減らせばバランス良くなりそうです。

とまあ、こんなふうに私は血液検査データを活用して、栄養の過不足を整えています。長くなるので今回はほんの一例としてAST/ALTを取り上げただけですが、ほかにも市の健診では、個人的には中性脂肪やコレステロールも低すぎないかを毎回チェックしています。本当はタンパク質は、総タンパクやアルブミン、BUNやγ-GTPなども参考にします。ちなみに、コレステロールもタンパク質でできているので、あまりにコレステロールが低値の場合も、タンパク不足が疑われるかもしれません。また、脱水があると、血液が濃縮してタンパク質の指標の値が上がって一見正常に見えてしまうということもあります。

もちろん、データありき、ではないので、実際の体調がどうかというのが重要です。体調が良ければ、こんなに細かく気にする必要はありません。ただ、病気ではないけど調子が悪いというときには、血液検査データでその原因が見つかることがあるんです。

分子栄養学クリニックで受けられる血液検査では、多くの項目があるので、全体を加味しながら紐解いていくわけですが、この作業、何かに似ている…と思ってあるとき気づいたのは、ホロスコープの解読。1つの天体だけを取り上げて、○○座にあるからあなたはこういう人です!とは言えないのと同じように、血液検査の読み方も、1つの項目だけを取り上げて、「タンパク不足」と安易に決めつけられないのです。どちらも知れば知るほど奥が深い。まだまだ精進。

からだ, ハーブ, 日々の工夫

今日は日本メディカルハーブ協会の学術フォーラムをオンラインで視聴しました。とても興味深かったのは、アスナロ(ひば)精油に抗腫瘍効果があるというお話。

ひば精油には抗ウイルス作用だけではなく、IgA(免疫グロブリンA)の分泌誘導作用もあるという記事を以前に書きました。

ハーブにはポリフェノールなど、抗酸化作用のある成分が多く含まれているので、がん予防にもとてもいいのですが、精油にも抗腫瘍効果があるものがあるのですね。

IgA分泌誘導作用があるのはヒノキチオールという成分ですが、ヒノキチオールの抗腫瘍作用は以前から報告されているものの、ヒノキチオール単独では弱く、ツヨプセンという成分の作用も大きいのではないかということでした。ツヨプセンはシダーウッドにも含まれていますが、ヒノキチオールとプラスした方が効果が高いということです。ちなみに、ヒノキチオールはヒノキの精油には少ししか含まれていません。

今回の研究では、青森ヒバではなく、能登産と飛騨高山産の精油を使用したとのことですが、産地によってやはり若干成分は変わるのだろうと思います。私は青森ヒバしか使ったことがないので、ほかの産地のものもぜひ使ってみたい。

マウスでの実験では腫瘍が縮小したそうですが、まだヒトでの効果は検証されていないので、人間でも同じように実際に腫瘍が小さくなるかどうかはわかりません。でも、がん予防にはなりそうですよね。マスクにスプレーして、コロナ予防とともにがん予防もなるのならいいですね。

からだ, 占星術


ミネラルって不足しがちです。でも、摂れば摂るほどいいかというと、そうではないのが難しいところ。過ぎたるは猶及ばざるが如しで、バランスが大切です。

たとえば、カルシウムの摂り過ぎで結石ができることもあるし、最近よく重要性が言われている鉄も、摂り過ぎればカンジダ菌のエサとなって腸内環境を悪化させます。銅と亜鉛はバランスが必要なので、どちらかが増えると、もう一方が減ります。マグネシウムは摂り過ぎるとお腹が緩くなりますが、そもそも吸収されにくい(特に、胃酸が少ない場合は)ミネラルです。

そんな難しいミネラルの匙加減を上手く調節してくれるかもしれないと最近興味を持っているのが、ティッシュソルトです。

ティッシュソルトはシュスラー塩とも呼ばれますが、19世紀にヴィルヘルム・ハインリヒ・シュスラー博士によって作られました。シュスラー博士は医師ですが、ホメオパスでもあったので、シュスラー塩もホメオパシー薬のように希釈してあります。食事で摂るミネラルの代わりになるものではなく、ホメオパシー薬のように、ちょっと刺激を与えることで、細胞の内外のミネラルバランスを整えて過不足を調整するのだそうです。

ティッシュソルトにはいくつかメーカーがありますが、AllisOneのものは、12種類のベーシックなティッシュソルトを次のように12星座に対応させています。

・牡羊座…Kali Phos(リン酸カリウム)
・牡牛座…Nat Sulph(硫酸カリウム)
・双子座…Kali Mur(塩化カリウム)
・蟹座…Calc Flour(フッ化カルシウム)
・獅子座…Mag Phos(リン酸マグネシウム)
・乙女座…Kali Sulh(硫酸カリウム)
・天秤座…Nat Phos(リン酸ナトリウム)
・蠍座…Calc Sulph(硫酸カルシウム)
・射手座…Silica(シリカ)
・山羊座…Calc Phos(リン酸カルシウム)
・水瓶座…Nat Mur(塩化ナトリウム)
・魚座…Ferr Phos(リン酸鉄)

それぞれのティッシュソルトの適応はいろいろあって、星座との対応が、なるほどと思うものもあれば、今ひとつピンとこないものもあるのですが、『シュスラー ティッシュソルトで体内ミネラルのバランスを整える』などの本を参照しながら、ホロスコープと一緒に考えるといいと思います。

星座は、必ずしも太陽星座ではなくて、オーバーロードなどの強調されている星座や、1ハウスや6ハウスがらみの星座と、実際の健康問題を併せて考えてみましょう。

私の場合、太陽・月・火星が獅子座でオーバーロード。そうすると、Mag Phos(リン酸マグネシウム)なのですが、これがピッタリ。獅子座と関連のある臓器は心臓ですが、マグネシウムが不足すると不整脈などの問題が起こることがあるので、この対応はしっくりきます。

そのほか、前述の本には、Mag Phosには自律神経をコントロールする働きもあると書いてありました。はい、自律神経、おかしくなりやすいです。ほかにも、あがり症、チョコレート中毒、無意識に起こる痙攣、月経痛、片頭痛、急激に起きる痛み、のどがつかえる感じ、睡眠障害などなど。うむ、思い当たる節も。すでに解消した問題がほとんどですが。

とりあえず、今年に入ってから定期的にMag Phosを摂っていますが、背中のこわばりが少なくなったような気がします。もともと、胃酸の出も悪くて、マグネシウムがあまり吸収されていなかったので、しばらく続けて様子を見てみようと思います。Mag Phosは、神経過敏による消化機能減退にも使われるので、胃酸の出が悪い私にはやはりピッタリなのかも。

ミネラル不足でサプリメントを摂っているのに今ひとつ調子が悪い、という人は、食事やサプリメントを見直すと同時に、ティッシュソルトを試してみるのもいいかもしれませんよ。Naadのセッションもぜひご活用くださいね。

からだ, ホリスティック

ここのところ、身体の不調についてのご相談が続きました。私は日頃、占いのお店で占い師としてもご相談を受けることがありますが、その人の見た目や話し方によっては、食事内容をお聞きすることもあります。

たとえば、仕事を探しているけれどなかなか見つからない、という場合、もちろんタロットカードを展開したり、ホロスコープを作ったりもします。ただ、見た目にあまりにしんどそうだとか、覇気がなさすぎるようなときには、いつもどんな食事をしているか聞くのです。

そうすると案の定、朝はトーストとコーヒー、昼抜き、夜はおそばとサラダ、いつもだいたいそんな感じ、 というような答えが返ってきます。

それじゃあ…エネルギー出ませんよね、って思うんです。いくら運気のいい時期だったとしても、いくらいい仕事の話があっても、その体力じゃ、週5日働けないのでは…。

なので、そういう人には、占いの結果とは別に、食事についてのアドバイスもちょっとします。副腎疲労気味の人も多いので、カフェイン摂取を控えた方がいい理由とか、補食が必要だということも、時間の許す限りお伝えします。

「私、運が悪いんです」とか「何かが憑いているんです」と言い張る人もごくたまにいるんですが、その前に栄養バランスをちゃんとすることが大事かなと。

いくら運が良くても、開運法でツキを呼んだとしても、エネルギー不足でそれをつかみ取れなければ運は開けません。

グダグダなんだけれど、食生活や生活習慣を変える気はない、という場合は、グダグダなままでいることで得していることが何かあるのかもしれません。何かをしなくてすむとか、誰かに優しくしてもらえるとか。元気になって、いろんなことが上手くいったら、誰かから嫉まれるとか、自分が幸せになったら誰かに悪い、とか。そうした背後に隠れているものに気づくことが大切です。

そんなわけで、全部ひっくるめて、占いだけでも栄養だけでもなく、ホリスティックカウンセリングという形を取っています。ご興味のある方はぜひセッションを試してみてください。

からだ, 日々の工夫

暑い日が続いていますが、体調が今ひとつ、という人も少なくないのではないでしょうか。

夏は自律神経のバランスが崩れやすい季節でもあります。室内と室外の気温差が激しく、冷房で外から身体が冷え、冷たいものを飲んだり食べたりしては中からも身体が冷えます。

「夏季うつ」という言葉も数年前から聞かれるようになりましたが、そうした自律神経のバランスの崩れから、気分の落ち込みやだるさなど、うつのような症状が出るそうです。

そういえば、毎年この季節になると夏季うつのことを記事にしていました。

詳しい対処法など書いてあるので、ぜひご参考に。

からだ, こころ, フラワーエッセンス

フラワーエッセンスを摂り始めると、以前より夢をみるようになったり、夢の質が変わったりすることがあります。

無意識が活性化したり、抑圧していた感情が出てきたりするからなのでしょう。怒りながら、または泣きながら目を覚ますようなこともあります。

そんなとき、夢の内容を覚えているわけではなく、何で怒っていたのか、泣いていたのかわからないこともあります。

夢の内容を覚えていれば、夢分析なんてこともできるかもしれませんが、夢を役立てるには、必ずしもその内容は覚えていなくてもいいようです。

ユージン・ジェンドリンの『夢のフォーカシング』という本では、夢から醒めた後に身体に残っている感覚を味わうことが大切だと言っています。フォーカシングという技法では、身体に感じるぼんやりとした感覚(これを「フェルトセンス」と言います)を感じ、その感覚と対話することで気づきが得られます。これを夢にも応用するのです。

夢を忘れてしまっても、身体が覚えていることがあります。胸のあたりのしくしくや、肩の圧迫感、お腹のぐるぐるした感じなど、何か感覚が残っていたら、それを観察してみましょう。もしかしたら、以前にも感じたことのあるものかもしれません。しばらく、その感覚とともにいてみましょう。何か教えてくれるかもしれませんよ。

からだ, こころ, 分子栄養学,

先日、図書館でたまたま見つけて借りた『カフェインの真実―賢く利用するために知っておくべきこと』という本がとても面白かったです。

この本の読みごたえがあるのは、なぜカフェインがポピュラーになったのかという歴史から、デカフェ工場でどのようにカフェインが取り除かれているか、はたまた、合成カフェインがどのように作られているかまで、背景がこと細かに書かれていること。

カフェインというとコーヒーやお茶を連想しますが、コカ・コーラなどの清涼飲料水やエナジードリンクにもたっぷり含まれています。それらに添加するカフェインは、コーヒーやお茶などから抽出されますが、アメリカではそもそも輸入に頼らなければならなかったため、カフェインを合成することを始めたようです。今では、国内ではなく中国などの工場で作られているようですが。ちなみに、日本では食品添加物として使うカフェインは、合成物は使えないことになっているそうです。

私もかつては毎日欠かせないほどのカフェイン好きでした。それが今ではほとんど飲みません。毎日飲んでいると気づきませんが、ごくたまにしか摂取しないと、なるほど、カフェインは単なる嗜好品ではなくて薬効のある薬なんだなと思います。久しぶりにカフェオレを飲むと、心拍数が上がるのです。

カフェインを摂ると、確かに元気が出ます。カフェインは、アデノシンという、疲労を感じさせる物質に構造が似ていて、その受容体にくっつくことで、疲労を感じさせなくなります。

カフェインは実は、電子伝達系という、ATP(アデノシン三リン酸)を作る回路の補酵素としても使われるそうです。このATPは、エネルギーの通貨のようなもの。カフェインを摂ることで、じゃんじゃんエネルギーができるなら、飲んだ方がいいじゃないかと思いますよね?

でも、電子伝達系でATPを作るには、ほかにもビタミンB2やコエンザイムQ10など、多くの補酵素が必要です。なので、カフェインを摂りすぎると、エネルギーができるのはいいけれど、ほかの補酵素を無駄に消費してしまうことになります。補酵素となるビタミンやミネラルは、ほかの代謝経路でも必要とされるので、エネルギーを作ることばかりに使うわけにはいきません。

それに、カフェインはアドレナリンやコルチゾールといったホルモンを副腎から分泌させます。これらのホルモンは肝臓のグリコーゲンを分解して血糖値を上げるので、血糖値が下がってぐったりしてきたときにカフェイン飲料を飲みたくなるのです。でも、やはり、カフェインでアドレナリンやコルチゾールを無駄に分泌させまくっていると、空腹時に使うべきはずのグリコーゲンの蓄えがなくなります。そうすると、やはり血糖値は下がったままなので、甘いもので一気に上げたくなったりしてしまいます。

とまあ、分子栄養学の勉強をしてきて、以上のようなことを知ったことから、カフェインをやめることになったわけですが、今回この本を読んで、ほかにもいろいろ面白いことがわかりました。

カフェインの副作用としては睡眠障害がありますが、個人差も大きいようです。ストレスによる睡眠障害を起こしやすい人の方が、カフェインの影響も受けやすいのだとか。朝にカフェイン200 mgを投与した人の脳波を測ると、就寝時間までその影響が残っていたそうです。確かに、私もカフェインを摂らなくなったら夜9時くらいに眠くなるようになったんですが(さすがに9時には寝ませんが)、日中にカフェインを摂ると、寝る時間まで眠くなりません。アデノシンは眠気を感じさせる作用もあるので、カフェインがその受容体にくっつくことで、眠気を感じにくくなるのでしょう。

あとは、カフェインに弱い人がカフェインを摂ると強い不安感が生じるそうですし、不安障害とカフェインの大量摂取の症状は区別がつかないことから、カフェインの摂りすぎなのに不安障害と診断されてしまうこともあるとか。パニック発作もカフェインによって誘発されやすいようです。パニック発作は低血糖と関連している可能性も言われているので、それも納得です。

ストレスの多い生活を送りながらカフェインを大量に摂っていると、健康な人でも「聞き違い」を起こすことがあるという研究結果もあるそうです。「聞き違い」とか「見間違い」によるミスって、よくあるけれど、睡眠不足だとか疲れているとかのほかに、カフェインによるものもあるかもしれないってことですよね。

そんなわけなので、睡眠が浅い人(日中眠いからカフェインが手放せず、それによって眠りが浅くなるという悪循環に陥りがち)や不安感の強い人は、できるだけカフェインを減らす工夫をしてみましょう。

一気にやめようとすると、頭痛などの離脱症状が出るので、コーヒーから紅茶へと、カフェインの少ないものにしたり、デカフェで割ったりして、段階的に減らしていくのがお勧めです。私はそうやって、数年かかりましたが、今では見事にカフェイン不要になりました。

不安の強い人や睡眠の浅い人は、その解消のためにできることはいろいろあるけれど、まずはやはり、足し算より引き算から。悪影響を及ぼしているものをやめるってことが大切ですよね。

からだ

夏みたいに暑い日が続いたかと思えば、今度は雨続き。梅雨入りしたところもあるみたいですね。関東も梅雨入り宣言が出るかどうかの雨続き。ここ数日、やたらと眠いと思ったら、低気圧のせいだったんですね。

低気圧になると体調を崩す人も多いと思います。「気象病」というのだそうですが、気温や湿度や気圧の変化で自律神経が乱れるのが原因。気分が落ち込んだり、頭痛や肩こりが起きる人もいますね。私も以前は、頭痛が起きることがよくなりましたが、だんだん自律神経のバランスも整ってきたのか、今ではそこまでのことはありません。でも久々に、この眠気。

そこで、始めようと思ってサボっていた温冷交代浴をやることにしました。急に暑くなると、私はなかなか汗がかけなくて熱がこもってしまうので、毎年暑くなる前に温冷浴を始めるのですが、今年はそろそろと思いつつ、先延ばしにしていました。

温冷交代浴は、熱いお風呂につかるのと、冷たいシャワーを浴びるのとを交互に3~5回ほど行うもので、自律神経のバランスを整えます。

そのほかには、気圧の変化の影響は内耳と関係するので、耳のマッサージもいいようです。いつもお風呂に入ったついでにやるのですが、そういえば、ここ数日、忘れていたような…。それで眠いのかしらん。寝不足や低血糖でないことは確か。

低気圧だと水分代謝も悪くなってむくむそうなので、しっかりお風呂に入って汗をかくというのは大切ですね。「頭痛ーる」というアプリは気圧の変化を教えてくれるので、低気圧に弱い人は、上手にアプリを活用して気圧の変化に備えるといいですよ。

これから冷房の季節。室外と室内の温度差でも自律神経のバランスは狂いやすいので、気をつけてくださいね。

からだ, こころ, 分子栄養学

最近、いわゆる「繊細さん」についての本をたくさん見かけるようになりました。「Highly Sensitive Person(HSP)」は、心理学者のエレイン・アーロンが20年以上も前に提唱した言葉ですが、ここ数年で日本でも広く知られるようになりました。感受性が人一倍強く、敏感な人のことです。周囲の環境に敏感で、気疲れしやすく、不安や恐怖を感じやすいので、本人は生きづらさを抱えています。

HSPは生まれつきの気質であって、治すべきものではない、という意見がよく聞かれます。もちろん、繊細さや敏感さは裏を返せば、多くの人が気づかないことにも気づき、特殊な感性をもっているという意味で、素晴らしいものだと言えます。でも、分子栄養学的な観点からすると、ちょっと違ったことが見えてきます。

たとえば、HSPの人は、感覚過敏のあることが多く、音や光や匂いに敏感だったりします。また、化学物質に敏感な人もいます。こうした症状は、分子栄養学的には、ビタミンB群不足と見ることもできるかもしれません。

神経伝達物質のGABAは、グルタミン酸から作られますが、このときにビタミンB6が必要です。B6が不足すると、GABAが作られずにグルタミン酸が過剰になり、脳が興奮状態になって聴覚過敏なども起こりやすくなるそうです。ビタミンB6はセロトニンやドーパミンの生成にも必要です。

また、ビタミンB12が足りないと、解毒のための代謝経路が上手く回らず、化学物質が上手く解毒できなくなります。

もちろん、こうした代謝には補酵素として各種ミネラルなども必要になります。

こうして代謝が上手くいかずにストレスが過剰になれば、副腎から抗ストレスホルモンであるコルチゾールがたくさん分泌されるので、副腎疲労にもなります。アドレナリンやノルアドレナリンも分泌過剰になるので、イライラや不安感も強くなるでしょう。これらのホルモンが枯渇してくれば、低血糖になりやすくなり、精神的にも不安定になります。

では、ビタミンB群などをサプリでたっぷり入れれば問題は解決するかというと、そう簡単にもいかず、もっと食生活や生活習慣全体を見直していくことが必要です。

以前に熱心に瞑想していた頃、自分も含め、周囲にはベジタリアンが多かったのですが、敏感な人が多かったように思います。ビタミンB6は主に肉類に多く含まれていますし、ビタミンB12は菜食では摂れません。ベジタリアンだと糖質がほとんどになるので、血糖値の上下が激しくなり、自律神経が不安定になります。なので、敏感になるのも無理はありません。肉類を食べなければ腸内環境は良さそうですが、代わりに糖質を過剰摂取していればカンジダ菌などが増殖して腸内環境で悪化するので、腸内細菌が作ってくれるはずの栄養素も作られにくくなります。

菜食を長期にわたって続けていると、タンパク質から作られる消化酵素も不足しているので、肉類を食べ始めても消化できずに、ほら、私、やっぱり肉が合わないのよ、ということになります。交感神経が優位になっていると、胃酸もあまり出ません。そんなときには、消化酵素やベタイン塩酸を摂りながら、ボーンブロスやひき肉などの消化されやすい形から始めるのがお勧めです。ただ、ボーンブロスにはグルタミンがたくさん含まれるため、グルタミン酸過剰になってかえって調子が悪くなることも考えられるので、様子を見ながら少しずつ摂るのがいいと思います。

あとは、添加物としてよく入っているグルタミン酸(「アミノ酸」と表示されていることも)や果糖ブドウ糖液糖などや、カフェインやアルコールなどの刺激物をできるだけ避けることも大切です。

これらのことはごく一部に過ぎませんが、 こんなふうに、繊細さを残しつつも、困る部分は改善することもできるんですよ。発達障害についても同じです。それを、生まれつきであって治すべきものではない、と片づけてしまうのは、より良い人生を送る機会を失うことになるのでもったいないかと。

今年もたわわに咲きました。

からだ, 分子栄養学

油の摂取を気にしている人は少なくないかと思います。女性は特に、太るのではないかと気にしますよね。では、油は悪者かというと、必ずしもそうではありません。問題は、どんな油を摂るか。

脂質には、いろんな機能があります。脂肪酸は身体を動かし、リン脂質は身体を構成し、脂質メディエーターは身体を整えます。脂質メディエーターとは、生理活性をもつ脂質のことで、免疫や炎症など、さまざまな生理機能の恒常性を保つのに役立ちます。

オメガ6とオメガ3のバランスが大切だというのは聞いたことがある人も多いでしょう。オメガ6やとオメガ3などのPUFA(多価不飽和脂肪酸)由来の脂質メディエーターのバランスが崩れることで、さまざまな疾患が発症したり悪化したりします。

オメガ6が多く、アラキドン酸が過剰に作られると、生理痛やアレルギーにもつながります。アラキドン酸からは炎症を促進する物質が作られるので、それが長引くと慢性炎症になります。慢性炎症は万病のもととも言われているのです。オメガ6はサラダ油などの植物油に多く含まれます。

一方、炎症を抑えてくれるのが、EPAやDHAなどのオメガ3。魚やアマニ油やエゴマ油に多く含まれています。感染によっても炎症が起こるので、オメガ3の脂肪酸がたくさんあれば、感染して炎症が起きても、早く鎮静できます。まだコロナ感染のリスクがある今の時期、オメガ3が少ないと、万が一感染したときに大変です。

では、オメガ6って悪者なのかというと、必ずしもそうではなくて、アラキドン酸から作られるロイコトリエンB4は、腸管でIgA抗体を作るのに関わっているのだそうです。IgA抗体は感染防御には欠かせません。

やはり大切なのはオメガ6:オメガ3比。

私も分子栄養学を学び始めてから、脂質には気をつけています。オメガ3は加熱調理には使えないので、調理にはオメガ9の多いオリーブ油や、揚げ物には国産の菜種油(賛否は別れるようですが)を使い、以前にたっぷり使っていたゴマ油はオメガ6が多いので、風味付け程度にしています。肉類にはオメガ6が多いので、お肉をがっつり食べるときには、サラダのドレッシングにエゴマ油を使ったり。

3対1くらいがいいと言われていて、1対1が理想だそうだけれど、実際のところ、これでいいのかわからなかったので、脂肪酸検査なるものを受けてみました。割引になる機会があったので、このチャンスにと。

その結果がこちら。


オメガ6:オメガ3比は2.70:1で、まずまずです。AA:EPA比は、細胞に残った炎症を解消させる能力があるかの指標だそうですが、こちらも悪くありません。トランス脂肪酸も多くない。安心しました。栄養に気を遣ってきただけのことはある。

オメガ6:オメガ3比、気になる方は一度検査を受けてみるといいですよ。郵送でできます。生理痛やアレルギーのある方はぜひ一度。

自己採血 脂肪酸検査キット